義父母との関係|「家に入る」覚悟の先にあった、優しい日々

家族のこと

主人はいわゆる田舎の長男。

結婚は、わたしが家に入ることが絶対条件でした。


そこに待ち受けていたのは……

ただただ優しく、穏やかな日々でした。

一般的に、同居は難しいことが多く、
義母と嫁はあまり仲が良くない――そんなイメージがありますよね。

わたしもまさにそう思っていて、かなり不安な気持ちで結婚に踏み切りました。

主人の実家は農業を営む、古くてとても大きな家。

部屋も余っているから、と同居を勧められましたが、わたしの強い希望で敷地内同居にしてもらいました。

とはいえ、隣家との距離は5、6歩。
窓を開ければ気軽に会話ができるほど近い距離です。

本当は、もう少し離れたかった、それが正直な気持ちでした。

でも今となっては、子どもたちが自由に行き来できることや、食材や調味料を「ちょっと貸して」と頼める気やすさに、助けられることも少なくありません。

義父母は朗らかで、とても元気な人たちです。

義父は少し癖が強めだけれど、裏表がなく、誰からも愛される太陽のような人。

義母は手先が器用で、空気を読むのが上手。
いつも笑顔でそっと助けてくれる青空のような人。

こんな尊敬できる義両親に恵まれたことを、本当に幸せだと感じています。

子どもがなかなか授からず悩んでいた時も、義父母は何も言わず、ただ見守ってくれました。

仕事を辞める決断をした時も、
「少しゆっくりできるね」とだけ言って、深く踏み込まず、そっとしてくれました。

特に義母さんには、お世話になりっぱなしです。

子どもたちが体調を崩した時には病院の送迎。
仕事で間に合わない日は習い事の送迎。

嫌な顔ひとつせず、いつでも引き受けてくれました。

子どもたちがまだ赤ちゃんだった頃、

「もう少し一緒にいたい」
「でも働かなければいけない」

そんな狭間で迷っていた時期があります。

その時、義両親は
「子どもたちは私たちが見るから、お母さんは働いて」と言ってくれました。

少し寂しくて、でもありがたくて。

必死に働いたけれど、結局わたしは折れてしまいました。

協力してくれたのに、ごめんなさい。

少し休んだら、元気になるね。

不器用で、お裁縫が大の苦手なわたしは、義母さんにいつも丸投げです。

ボタン付けも、赤白帽子の紐の付け替えも。

笑って受け取ってくれて、ありがとう。
不出来な嫁で、ごめんなさい。

いつも本当にありがとう。
どうか、ずっと元気でいてね。

いつか息子や娘がパートナーを選んだ時、わたしも義両親のように
「あなたが決めた人なら」と言えるだろうか。

義父母に頼りきりの嫁の愚痴を、息子にこぼしてしまわないだろうか。

義父母から、人の悪口を聞いたことはありません。
主人からも、同じです。

こんなふうに、子どもたちも真っ直ぐで、誰からも愛される人になってくれたらいいな。

そんなことを考えながら、眠りについたある夜でした。

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