
年を重ねるにつれて、
物への執着が少しずつ薄れてきたように思う。
洋服も持ち物も、
シンプルで飽きのこない、
長く使えるものを選ぶようになった。
「勿体ない」と捨てられずにいたものも、
少しずつ手放せるようになった。
若さへの固執。
他人からの評価。
気づけば、身も心も
ずいぶん軽くなってきた。
それでも、捨てられないものがある。
子どもたちからもらったプレゼント。
通知表や作文、幼い頃の絵。
一度手放したら、
もう二度と戻ってこないもの。
正直、
いつか見返す日が来るのかはわからない。
それでも、どうしても捨てられない。
これまでの人生の時間が詰まっていること。
捨てたら後悔するかもしれないという不安。
まだ使えると思うと湧いてくる罪悪感。
そういう気持ちを、
無理に否定する必要はないと思っている。
不必要なものは手放して、
必要なものは大切に抱えながら。
心も体も、少し軽やかに。
そんなふうに生きていきたい。



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