
出会ってから25年以上。
結婚して、もうすぐ20年。
喧嘩らしい喧嘩をしたことがない夫婦は、珍しいでしょうか。
我が家は同い年夫婦。
お互い三人兄弟の長男・長女で、血液型はどちらもO型。
共通点は多い方かもしれませんが、性格は似ていません。
それでも今まで、大きな喧嘩をしたことはありません。
主人はとにかく穏やかで真面目な人。
仕事の愚痴や「疲れた」という言葉を、ほとんど聞いたことがありません。
人の悪口に至っては、一度も聞いたことがないかもしれない。
純粋にすごいな、と思います。
その一方で、こちらの愚痴や泣き言は言いづらい、という悩みもあります。
わたしは、個人を攻撃するような言葉は使いませんが、愚痴は多いタイプ。
「今日も疲れた」「こんな理不尽なことがあってね」と、ただ話を聞いてほしい。
解決策が欲しいわけではなく、
「大変だったね」と共感してもらえたら、それで十分。
でも主人は、いつも優しく話を聞きながら、解決策を考えて助言をくれます。
理系だから? 男性脳だから?
理由はわからないけれど、少しずつ心の内を話さなくなっていきました。
喧嘩はしない。
けれど、本音を言い合えているかと言われると、少し怪しい。
不満があっても口に出さず、我慢してしまう。
小さな不満は、気づかないうちに積もっていき、たまに小さな“爆発”を起こします。
怒鳴ることも、責め立てることもありません。
淡々と気持ちを伝えるだけ。
主人は黙ってうなずき、反論せず、謝る。
我が家の滅多に起こらない喧嘩は、いつもこんな形です。
喧嘩は、決して悪いことではない。
気持ちを伝える手段のひとつ。
喧嘩をしない関係が、必ずしも健全とは限らない。
どちらかが我慢し続けているだけなら、それは本当の幸せとは言えないのかもしれません。
では、我が家ももっと喧嘩をした方がいいのだろうか。
喧嘩をしなくても、穏やかに相手を尊重しながら、建設的に意見を伝え合える関係。
思いやり、労り合い、対等な立場。
そんな夫婦でいられたらいいな、と思います。
夫婦は、もともとは他人。
違う価値観を持っていて当たり前。
俯瞰的な視点を持ちながら、これからも試行錯誤していきたい。
20年経っても、自分の意見をあまり言わない主人への小さな不満と、もし意見を言われたら言われたで、きっと「イラッ」としてしまうであろう自分勝手なわたし。
それでも、これから先も仲良しでいるために。
考え続けていきたいな、と思うのです。



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