
一馬力になったことで、これまで見過ごしてきた「家計の不安」と向き合うことになりました。
家計簿は、節約のためだけのものではありません。
これからの暮らしを守るための道具です。
この記事では、家計簿の歴史や役割をふまえながら、
ズボラなわたしでも続けられた家計管理の考え方をまとめています。
家計管理が苦手な方に、少しでもエールになれば嬉しいです。
日々のお金の使い方について、
→ 「三千円の使い方」原田ひ香を読んで、考えたことをこちらにまとめました。
一馬力になって見えてきた、家計の不安
今年から一馬力になった我が家。
中学生と小学生の子どもがいるいわゆる「かかりどき」の家庭です。
本来なら必死に教育資金を貯めなくてはいけないフェーズで、妻のわたしは戦線離脱。
収入が少ない分、今まで以上に支出を抑え、節約や貯蓄をしっかりしていかなければなりません。収入に見合った生活水準を見極め、計画的な貯蓄が不可欠です。
そう、頭ではわかってはいるのですが…なかなか難しいのが現状です。
今までも散財をしてきたわけではありませんが、お恥ずかしながらどんぶり勘定だった我が家。
(ふるさと納税や新NISAは行っています)
共働きだったため、細かな収支管理をしなくても貯金も投資もどうにかなっていたのです。
家計管理は妻のわたしに一任されているため、主人はノータッチ。
我が家の三日坊主だった家計簿に…
今度こそしっかり向き合っていかなければ、と苦手な家計管理に向き合う決意をしました。
家計簿は「しっかり者の主婦」のものだった|家計管理の歴史
家計簿は1904年に羽仁もと子さんによって考案されました。
明治の時代から、120年以上に渡り毎年発行されているという事実に驚きを隠せません。
それだけ日本の主婦(夫)にとって「家計簿」は生活に根付いているということですね。
家計簿をしっかりつけている人は、丁寧な暮らしを送っているイメージがあります。
羽仁もと子家計簿は、お金の流れを把握するだけでなく、日々の生活に「ゆとり」と「安心」をもたらす物差し(道具)として愛され続けています。
毎月の予算内でやりくりしながら、残額を翌月に繰り越すことで、計画的な家計運営と生活の質の向上を目指します。
- 家計簿=生活を守るためのツール
- 家計簿=生活設計と生活改善のツール
戦中・戦後に家計簿が広まった理由
戦中、予算を立てる「家計簿」が、生活の合理化や物資節約のために推奨され、
紙不足の中でも「生活家計簿」は例外的に発行されたそうです。
その過酷な状況の中、生活費を捻出させるとともに、その生活を鼓舞する目的もあったのでしょう。
生活を安定させ、生産活動を支える上で家計管理は必須であり、深刻な物資不足の中で、生活の無駄をなくし節約を促す手段としても重宝されました。
戦時体制を維持するために、家計を管理し勤労再生産に励むことと、物品の節約が戦力増加につながる…家計簿の歴史から悲しい歴史も垣間見れました。
今も昔も磐石な生活基盤を作る上で、家計簿は重要な存在です。
自分に合った家計簿の選び方|ズボラ主婦でも続く方法
皆さんはどんな家計簿を使用していますか?
簡単な家計簿のつけ方として以下の4つがあります。
【アプリを使う場合】
・自動連携型:銀行口座やクレジットカードと連携させ、自動記録する
・シンプル入力型:金額とカテゴリーを選ぶだけで入力できる
【音声入力】
・音声で支出を記録できる
【手書きノート】
・項目を厳選(食費、日用品費、娯楽費、雑費など5〜6項目程度)
・金額だけ記入(色つきマーカーやシールなどを貼ってわかりやすくカスタマイズ)
・ざっくり管理:10円以下の端数は切り上げるなど細かくしすぎない
【Excelなどの表計算ソフト】
・Web上には様々な表計算ソフト用の家計簿テンプレートが公開されており、
項目や数式などの設定をしなくても入力できる
今の時代、たくさんの選択肢があります。
昨今はアプリで管理している方が多いでしょうか?
わたしはというと、ズボラな性格なのに、形から入るタイプ…
可愛い家計簿とシール(好きなものの方がテンションが上がって今度こそ続くかも、という謎理論)をまず購入しては続かない、という情けない結果に。
そもそも、その家計簿とシールがまず無駄遣いだろう!と自分でも思います。
目標を掲げても、続けられずに挫折する自分を「だらしない」「情けない」と
何度も責めていました。家計や家計簿に向き合うことが怖くて逃げていたのです。
でも一馬力になり、
これまで以上に家計の全体像を把握する必要性を感じて、とにかくざっくりでも良いから数字を把握したい!と考えるようになりました。
(「ちゃんとやる」は一旦あきらめました)
スケジュール帳に数字(もちろん端数切り捨て)だけ記入するというズボラ管理
であっても、できることから一歩ずつ。
何に使ったかではなく、
「いくら使った」かが明確になるだけで、月の収支はぐっと見えやすくなります。
(もちろん、何に使ったかがわかれば今後の節約にも繋がるのでおいおいできるようになりたいところ…)
※上記で管理するのは変動費のみ、固定費は基本的に毎月変わらないので変動費の管理をしています
小さくてもいいから、歩みを止めない
現状、レシートが出るものに関しては記入できていますが、ネットショッピング(楽天やAmazon)はもれがちなので反省ばかりの日々です。
反省は大いにけっこう、と割り切って、できたことを褒めてあげましょう。
今の生活はキャッシュレス化が進み、現金を使う機会もあまりありません。
ネットショッピングも多くクレジットカード決済、引き落としは後日でお金を使っている感覚が麻痺してしまいがちです。
実感は伴わなくとも、実際にお金は動いています。
だからこそ、しっかりと数字と向き合うことが大切です。
完璧を目指さなくても良いので、おおよその現状把握と、改善に繋げるための振り返りの習慣が大切ではないでしょうか。(自分に言い聞かせています)
例えば、費目は「食費・雑費・その他」の3項目➕固定費ならどうでしょう。
スーパーで購入する食材と日用品をレシートを見ながら分ける作業はせず、
予算をオーバーしていなければOKとすれば、管理も簡単です。
出費のこと細かな部分に囚われず、把握したい部分にだけ絞った記録であれば
ズボラ主婦のわたしでもできそうです。
家計簿は自分に合ったもので、アプリでも紙でも、自分にだけわかるようなメモでも構いません。
都度の記入でも、週末まとめてでも大丈夫です。
何より大切なことは続けること。
完璧は目指さなくてOK。
振り返り、改善に繋げること。
自分の性格や生活リズムに合わせて、
心地良い形で、細く長く続けていきたいですね。
記入するだけでは意味がないと気づいた
家計簿を一ヶ月続けられた皆さん、お疲れ様です。
収支がはっきりしたぞ、
「使いすぎちゃったかな…」
「もっと貯金しないと!」
「さて来月も頑張るぞ!」
ここで終わりにしてはいませんか?
もちろん、反省することも大切です。
でも、家計簿は自分を責めるための道具ではなく、お金と向き合い、これからの幸せな未来を一緒に描いていくためのものです。
そのためには記録するだけではなく、データの分析が必要です。
「この支出は満足度が高かったかな?」
「この支出は見栄だけのためのものじゃなかったかな?」
「この支出は家族みんなのためになった、これからも続けよう」など、
自分や家族にとっての要・不要を考え、本当に必要なものを見極めていけば家計はおのずと整っていくでしょう。
・家計簿=お金の流れを把握し、計画的に使うためのツール
・家計簿=単なる記録ではなく、生活の質を高めるツール
まとめ|家計簿は「家計を整える」ための道具
家計簿は「記録するだけ」では意味がなく、現状の把握と改善のために「活用」してこそ意味があります。
お金の流れを見える化し、無駄使いを減らして貯蓄を増やすためのツールとして、完璧を目指さずに自分に合った方法で継続することが重要です。
家計簿の役割は「お金の管理」ではなく、「家計を整える」こと。
家計管理をして、あなたは何がしたいですか?
わたしは
・子どもたちがやりたいこと、選択した未来を全力で応援したい
・老後は主人と穏やかに暮らしたい
が長期的な目標です。
まずは子どもたちの教育資金をしっかり確保することから。
また、もうすぐ築10年になる住宅の整備費用や家具・家電の買い替えも控えています。
こちらの分もコツコツと積立ていかなければなりません。
支払うであろう金額の多さに目眩がします…(頑張ります!)
将来や明るい未来のために、「何のために貯めるのか」をはっきりさせて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
もし、これから家計簿を始めようとしているなら、まずは「完璧にやらない」と決めることから始めてみてください。
小さな一歩でも大丈夫。
完璧を目指す必要もありません。
今日から一週間、レシートを捨てずに取っておくだけでも十分。
一歩踏み出したあなたは、ちゃんと前に進んでいます。
まずは「今月いくら使っているか」を知ることから。
家計簿を始める前に、家族と「何のためにお金を使いたいか」を話してみるのもいいですね。
家計簿は、家族を縛るものでも、自分を責めるものでもありません。
これからの暮らしを守るための道具として、
自分に合った形で、無理なく続けていく。
家計簿は、家族で共有する“暮らしの地図”です。
この地図を片手に、一緒に思い描いた理想の暮らしへ、ゆっくり歩いていきましょう。

我が家の息子と一緒に、
お金について向き合った「お年玉」の話を書いています。


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