
一馬力になると決めたとき、仕事から解放されるという喜びよりも、不安の方が大きくありました。
壊れた身体と心は簡単には回復しない。
家族に背中を押されて休むことを選んだけれど、今もこの判断が正しかったのかと、揺れる夜があります。
一馬力になるという決断は、家族の未来も変えてしまうほど大きなもの。
家計にも、精神的にも、プレッシャーがかかります。
少しでも心を軽くするために、できることから一歩ずつ。
まずは現状の
「見える化」
「備え」
から始めてみませんか。
※下記の内容が正解というわけではありません。
答えは各家庭それぞれ。
あくまで我が家の場合として、一つの参考になれば嬉しいです。
一馬力になった瞬間に感じた不安
一馬力になることによって、特に不安に感じたのは次の3点でした。
・生活防衛費
・住宅ローン
・教育費
以下の点を中心に確認しました。
生活防衛費はあるか?
万が一働けなくなった場合に、生活を守るためのお金。
目安として「生活費の6ヶ月分」程度の貯金は準備しておきたいところです。
住宅ローンの返済に負担はないか?
収入が減っても、無理なく返済を続けられるかを確認。
毎月の返済額に負担がある場合には、借り換えの検討も選択肢になります。
※我が家は一馬力でも無理のない返済額のため、現状維持としました。
教育費への備え
これから確実に増えていく支出。
高校が私立か公立か、大学が国公立か私立かによっても大きく変わります。
我が家としては、大学まで国公立で進んでくれたらありがたい、というのが本音です。
※ また、収入が減少しても生活が破綻しないように、現在の固定費やおおよその変動費も、あわせて見直してみました。
まず手をつけた固定費(通信・サブスクなど)
スマホ・通信費
現在、我が家はスマホ3台を保有中。
夫婦各1台ずつ➕子ども用(出かけた際に連絡する手段としてのサブスマホ)
夫婦はずっと大手通信キャリアのauでしたが、妻のみUQmobileに変更。
主人にも乗り換えを打診していますが、応じてもらえず…サブスマホに関しては格安スマホの日本通信SIM。
妻のスマホも日本通信SIMに変更しようか検討中。
サブスクの見直しで気づいたこと
サブスクに関しては、スマホ保険は解約。
現在は最低限のものにしか加入していませんが、prime videoに加入中なのでNetflixの解約を検討中。子どもたちの反対にあい、解約できずにいます。
個人で契約しているものなら独断で行動できますが、家族の同意が得られないと見直すことができないことも。
家族の協力は不可欠です。少しずつ見直していきたいところです。
保険を見直して気づいたこと
医療保険・がん保険を解約した理由
稼ぎ手が働けなくなるリスク(病気・事故・死亡)に備え、団体信用生命保険(住宅ローン)や保険の見直しを検討中です。
ある程度の貯金があるので、保険は最低限に見直し。
医療保険やがん保険は解約しました。
解約したことによる補償減の不安はありましたが、自身が入院・手術をした際に、手術内容が対象外だったため手術に対する保険が下りず。
15年以上かけていましたが、高額医療費制度による自己負担限度額もあるので思い切って解約。
正解かは分かりませんが、月々の保険支払いが減ったことにより金銭的負担は軽減しました。
現在も継続してる保険
掛け捨ての収入保証保険と、積立利率変動型の終身保険は継続中です。
終身保険に関しては、解約を検討中ですが、なかなか踏み切れずにいます。
支出を削るより「把握」が先だった話
極端な節約が心を削る理由
収入が減るとその不安から、まずは支出を削る(節約)ことに目を向けてしまいがちです。
極端な節約は、身体も心も疲弊します。
まずは「支出を把握する(可視化)」ことが家計改善の第一歩ではないでしょうか。
把握できていないと、具体的にどこに無駄があるか?がわからず効果的な削減は難しいでしょう。
可視化が家計改善の第一歩
要・不要を見極め、心地良く過ごす基盤を築くことが大切です。
無理な節約は、生活の質や健康に必要な費用まで削りかねません。
身体と心の健康があってこその生活です。
収入と支出のバランスが整えば、おのずと将来に向けた資金計画が明確になります。
一馬力になると、家計管理は“節約”よりも“全体像の把握”が重要になります。
完璧じゃなくても、暮らしは守れると思えたこと
「働かなければならない」
「すべて完璧にこなさなければならない」
そんな思い込みは、手放してもいいのかもしれません。
少しくらい手を抜いても、家族が笑顔で、元気に過ごしてくれていれば、それで十分。
完璧じゃなくても、暮らしはちゃんと守れる。
そう思えるようになったことも、一馬力になって得た気づきでした。
一馬力になって得たメリットとデメリット
一馬力のメリット
・毎分毎秒、仕事のことを考えて精神的に疲弊していたことから解放された
(選ぶ仕事内容や職場環境にも大きく左右されるので、慎重に選びましょう)
・時間にゆとりが生まれることにより、家族の体調不良や学校行事に柔軟に対応ができるようになった
(連日抜けるわけにはいかず、日にちの近い学校行事には行けないことも多かった)
(続けざまに子どもの体調が続くと無意識に子どもや自分を責めてしまっていた)
共働きのメリット(=一馬力のデメリット)
共働きは
・経済的に余裕ができる
・公的年金を多く受け取れる
・夫婦のどちらかに何かあってもしのぎやすい
・仕事が生きがいにつながる
特に金銭的な恩恵は大きいです。
それでも何を犠牲にし、何を選ぶかは人それぞれ。
人生を振り返ったときに、少しでも悔いのない選択ができていれば良いですね。
それでも、今の選択を後悔していない理由
人生はとても長いです。
石橋を叩いて、叩いて渡るわたしは「人生何が起こるかなんてわからない」と常に考えて生きてきました。
病気になるかもしれない、天災が起こるかもしれない、離婚して一人になるかもしれない。
家族の幸せを考えながら(教育費や家族の思い出作りは最優先にしながら)慎重に少しずつ積み重ねてきたことも多くあります。
住宅購入はそのひとつです。
老後を見越して(将来的に足腰が弱くなっても住みやすいように)平屋で長く快適に過ごせるように、デザインよりも機能性を重視しました。
住宅ローンに関しても、頭金を用意し、一人でも負担なく支払える金額に抑えました。
住宅費を無理のない範囲で抑えたことは良かったな、と思います。
一馬力でローンを組むために、なるべく借入額が少なくなるように頭金をある程度用意しておいたことは、今となっても最善だったと感じています。
10年前は超低金利時代で変動金利を選ぶ家庭が多かった。
金利が上昇し始めている今、あえて固定金利を選んだ心配性の自分に感謝です。
(おそらく教育費がかかってくるだろう、と11年目から利率が下がる固定金利にしていたので来年からローンの月々の返済額も減ります)
また、大きく貯金は出来ませんが投資は継続しています。
(新NISAでeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー|オルカン)
※15年以上の長期運用を前提として積立しています
・子どもの教育資金 (中長期なので貯金+投資で備え)
・家の修繕費|家電➕車の買い替え費用 (貯金で備え)
・老後の生活費 (投資で備え)
働いていないことへの罪悪感や、周囲の目に心が揺れることもたくさんあります。
今は休みながら、ゆるやかに続けて行けるような、自分にとって心地の良い働き方を模索しています。
掃除や料理といった家事、家計管理や子どもの体調や学校生活に寄り添うことを優先して生活しています。
お給料もでないし、誰かから評価されることもありません。
目に見える成果やお金に繋がらなくても、人生を豊かにする自分にだけしかできない仕事。
家族のために、自分のために暮らしを整えることがいまできるわたしの仕事。
何に重きをおくかは個人や家庭によってさまざまです。
自分の心に正直に、かけがえのない日々を大切に生きていきたいですね。
◎ 生活防衛費の有無を確認
◎ 住宅ローンは一馬力でも無理がないか
◎ 教育費は「理想」と「現実」を分けて考える
◎ まずは支出の把握から始める
もし、これから一馬力になるか迷っている方や、すでに一馬力で不安を抱えている方がいたら、「こんな考え方もあるんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。
目指すは派手な暮らしではなくても、満足度の高い、自分らしいちょうどいい暮らし。



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