「防災の日」までに見直したい、わが家の備蓄。食料・水・トイレのリアルな話【40代の備蓄ノート】

災害備蓄のイメージ画像 お金と暮らし

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もうすぐ9月1日の「防災の日」ですね。毎年この時期になると「そろそろ備蓄を見直さなきゃ」と思うのですが、気づけば非常食の賞味期限がとっくに切れていた……ということ、ありませんか。

わたしも一度、賞味期限が切れる直前に気づいて、家族総出というより“わたしひとり”で必死に食べ切る羽目になったことがあります。アルファ米はパサパサ、パンの缶詰はアルコール臭がきつくて、子どもたちは「食べられるけど……」という微妙な反応。連日続くとさすがにきつくて、「次はもっと余裕を持って消費しよう」と心に決めた出来事です😅

そんな失敗をしながらたどり着いたのが「ローリングストック」という考え方と、食料以外(水・熱源・トイレ)も含めた“暮らしに馴染む備蓄”でした。今回は、防災の日に向けてわが家の備えを見直した記録を、目安の数字とあわせてまとめます。

まず結論だけ知りたい方へ。わが家(家族4人)の備蓄の目安を1枚にまとめました👇

📋 まず結論:わが家(4人家族)の備蓄の早見表

細かい話の前に、「何を・どれくらい」備えればいいのかを1枚にまとめました。わが家は家族4人なので「1週間分」を目安にした数字です。ご家庭の人数に置き換えてみてくださいね。

備える物目安(1人あたり)わが家(4人・1週間分)出典
食料最低3日分〜1週間分1週間分×4人農林水産省
1日3リットル約84リットル農林水産省
カセットボンベ1週間で約6本約24本農林水産省
携帯トイレ1日5回×日数約140回分(5回×4人×7日)目黒区/経済産業省

💡 ポイント

数字はあくまで目安です。完璧にそろえようとすると疲れてしまうので、わが家は「使いながら少しずつ買い足す」方式にしています。

それでは、ひとつずつ見ていきますね。

🌿 ローリングストックって何?わが家のやり方

ローリングストックとは、普段の食品を少し多めに買っておき、古いものから日常的に食べて、食べた分を買い足していく備蓄の方法です。常に一定量の食品が家庭にストックされている状態を保てるのが特徴です(出典:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」)。

わが家では、レトルト食品と乾物をキッチンの納戸に置いて、普段の料理で適宜使いながら回しています。特別な「非常食」をわざわざ買い込むのではなく、いつも食べているものを“ちょっと多め”に持っておくだけ。だから賞味期限切れで無駄にすることが減り、忙しい毎日でも続けやすいです。

一方で、アルファ米・パンの缶詰・長期保存ビスケット・羊羹といった「がっつり長期保存組」は、玄関の納戸に置いた収納ボックスにまとめています(このあたりは後ほど)。

なぜ今、見直しておくと安心なのか

農林水産省によると、過去の災害ではライフラインの復旧まで1週間以上を要するケースが多く、物流機能の停止によって1週間はスーパーやコンビニで食品が手に入らないことも想定されるとされています(同ガイドより)。

「うちは大丈夫」と思っていても、いざというときお店に何もない状況は十分起こり得るのですね。だからこそ台風シーズンや防災の日のタイミングで、一度見直しておくと安心です。

食料は「何日分」を目安にすればいい?

備える量の目安として、農林水産省は「最低3日分〜1週間分×人数分」の食品の家庭備蓄が望ましいとしています。さらに、自治体のハザードマップなどを確認し、地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切だとされています(同ガイドより)。

わが家は家族4人なので、まずは「1週間分×4人」をざっくりの目標に。ただ、前述のとおり“期限直前に一気に食べる”のは本当にしんどいので、見直しでいちばん大事にしているのは「家族が無理なく食べられるものを、余裕を持って回す」ことです。

わが家で「これは備えておいてよかった」と思えたもの

逆に、備えていて“あたり”だったものもあります。選ぶときの参考にしてみてくださいね。

  • 羊羹:甘いもの好きのわたしには、これがいちばんうれしい備えでした。日持ちもして、糖分をさっと補給できるのも安心です
  • レトルトのミートソース:ごはんにもパスタにも合わせやすく、普段の食卓にもなじむので回しやすいです
  • カロリーメイト:もともと好きでよく食べるうえ、子どもの剣道の試合や練習のあとにも重宝するので、あっという間になくなります。だから多めに置いて、食べたら買い足す“ローリングストック組”にぴったり。普段売られているカロリーメイトはそれほど日持ちしないので(賞味期限はパッケージで確認を)、長期で備えておきたいときは賞味期限3年の備蓄用「カロリーメイト ロングライフ」も便利です(出典:大塚製薬公式サイト)

ちなみに、玄関の納戸に据え置きしている羊羹やアルファ米は“がっつり長期保存組”、キッチンで回すカロリーメイトやレトルトは“ローリングストック組”、とゆるく分けて考えると管理がラクになりました。やっぱり「もともと好きなもの・食べ慣れたもの」を備えると、無理なく回せるのを実感しています。

非常食を「おいしく」食べる工夫:パッククッキング

正直なところ、アルファ米やパンの缶詰は「非常時なら食べられる」レベル。子どもたちの反応を見て、もう少しおいしく食べられる方法はないかなと考えました。

息子
息子
食べられるけど……毎日はちょっとね。
すずらん
すずらん
だよね。次はもう少しおいしく食べられる方法を探してみるね。

そこで気になっているのが、ポリ袋にお米と水を入れて湯せんで炊く方法です。これは「パッククッキング」と呼ばれ、農林水産省の食品ストックガイドでも紹介されている調理法です。

  • パサパサしがちなアルファ米の代わりに“普通のごはん”が食べられる
  • 同じ鍋のお湯で複数の料理を同時に作れて、水を節約できる
  • 袋のまま食べれば食器が汚れず、洗い物が出ない

という点。わが家は洗い物に井戸水も使えるとはいえ、そもそも洗い物が減るのはありがたいです。ひとつ注意したいのは、必ず湯せん対応(高密度ポリエチレン製)のポリ袋を使うこと。普通のレジ袋では熱に耐えられないので、湯せんできるタイプを選びましょう。

見落としがちな「熱源」:カセットコンロとガスの備え

お湯が使えるかどうかで、災害時の食事の幅は大きく変わります。農林水産省も、お湯を用意できればレトルト食品やカップ麺、フリーズドライのスープなど食べられる食品の幅が広がるとして、カセットコンロとカセットボンベの備えをすすめています(同ガイドより)。

気になる備蓄量の目安は「1人あたり1週間で約6本」。わが家4人なら1週間分で約24本が目安になります(出典:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」)。

わが家もカセットコンロは用意しているのですが、日常では使わないので、ガスボンベは正直少ししか備えていません。目安と比べるとまだまだ足りないので、ここは買い足し中です。

なお、使用期限の目安はカセットボンベが約7年、コンロが約10年とのこと(出典:農林水産省・同ガイド)。意外と期限があるので、ときどき鍋ものなどで使って買い足すと、無理なく新しいものに入れ替えられます。

わが家の収納:玄関の納戸に「持ち出し」と「据え置き」を分けて

防災用の長期保存食は、玄関の納戸に置いています。いざというとき玄関に近いほうが持ち出しやすいかな、と思ってこの場所にしました。中身を入れているのは、丈夫で衝撃に強い収納ボックス(耐荷重100kg)。ただこのボックス自体は大きくて持ち運べないので、「家にとどまるとき用の据え置き備蓄」という位置づけです。

それとは別に、災害時の持ち出し用リュックを2つ用意して、その中にも食料や水を少し入れています。

ひとつ気づいたのが、このリュックを準備したのは子どもたちがまだ小さかった頃で、大人2人分しか用意していなかったこと。今では子どもたちも自分の荷物を十分持てるくらいに成長したので、子ども2人分を追加して“4人分”にしてもいい頃だなと思っています。

子ども用リュックに入れたいもの

子ども用に考えているのは、こんな中身です。

  • チョコレートや飴などのお菓子(軽くて気分も上がる)
  • 懐中電灯
  • ビニール袋
  • 軍手
  • トイレットペーパー
  • ウェットティッシュ
  • マスク
  • タオル
  • 使い捨ての紙皿・食器

軽くて子どもでも扱いやすいものを中心にしています。ただ、お菓子はつい食べ忘れて賞味期限が切れそうになるのが悩みどころ。これも“普段のおやつ棚と兼用”にして、食べたら補充するローリングストック方式にすると忘れにくいですね。

水の備蓄と「賞味期限が切れた水」問題

水も忘れずに備えたいところ。農林水産省は、水は1人1日3リットルを目途に、最低3日分〜1週間分の備蓄が望ましいとしています(出典:農林水産省「消費者の部屋」防災備蓄用の水に関する回答)。家族4人で1週間分なら、単純計算で約84リットルが目安になります。

わが家は5年保存できる水のほか、2リットル入りを箱で常備していますが、1週間分と考えるとまだ少し足りないかもしれません。少しずつ買い足し中です。

そして、ずっと気になっていた「賞味期限が切れた保存水は使えないの?」という疑問。調べてみると、農林水産省は「賞味期限は品質の保持が十分に可能と認められる期限であり、飲料水は賞味期限を過ぎても一律に飲めなくなるものではない」「賞味期限が切れたからと慌てて処分しないで、いざというときに役立てて」と回答しています(同じく「消費者の部屋」より)。

これまで期限切れの水は洗い物に使ったり処分したりしていましたが、容器がふくらんでいたり、においや濁りがなければ、慌てて捨てなくてもよかったのですね。ちなみに保存水(長期保存型)の賞味期限は5〜10年で、通常のミネラルウォーター(約2年程度)より長持ちするとされています(出典:農林水産省・同ガイド)。

わが家の強み:外の井戸水

実はわが家は、外に井戸水の出る水道があります。これが普段から役立っていて、靴を洗うときや、犬の散歩から帰って家に入る前の手洗いに使っています。「災害時だけの備え」ではなく日常で使えているのが、わが家のちょっとした強みです。

災害時にもこれで手洗いやトイレを流すくらいはできるかな、と考えていたのですが、調べてみると理にかなった備えでした。横浜市などの自治体の情報によると、災害時の井戸水(災害応急用井戸の水)は「トイレや洗濯、清掃などの生活用水」として使い、飲み水には使わないよう案内されています(出典:横浜市公式サイト)。まさにわが家の想定どおり。ただし注意点として、(1) 飲用や調理・食器洗いなど“口に入る用途”には使わない、(2) 停電でポンプが止まると汲めない場合がある、の2つは覚えておきたいところです。

🚽 見落としがちな「トイレ」の備え

食料と水に気を取られがちですが、意外と命綱なのがトイレです。断水や停電、排水管の損傷でトイレが使えなくなることがあり、トイレを我慢すると水分や食事を控えることにつながって、体調をくずす原因にもなります(出典:目黒区公式サイト)。

トイレの回数の目安は1人1日5回ほど。備蓄量は「1日5回 × 家族の人数 × 日数」で考え、最低3日分・できれば7日分が目安とされています(出典:目黒区/経済産業省)。わが家4人で1週間分なら、5回 × 4人 × 7日 = 140回分が目安になります。

わが家は携帯トイレを150回分ほど用意しているので、ちょうど4人家族の1週間分をカバーできている計算でした。これは少し安心。ただ、携帯トイレは「一度使い方を試しておくといい」と聞きながら、まだ試せていません。本番でいきなりだと袋の付け方や固まり具合に戸惑いそうなので、近いうちに一度練習してみようと思います。

使用済みのトイレ、どう保管する?

気になるのが使用後の汚物の保管です。使用済みの携帯トイレは、お住まいの自治体のルールに従って処分します(多くの自治体では可燃ごみとして出せますが、地域によって異なります/出典:目黒区公式サイト)。とはいえ、ごみ収集が再開するまでは家で保管することになるので、「凝固剤で固める → 防臭袋に入れて口をしっかり縛る → フタ付きのバケツや容器にまとめる」という流れにしておくと安心です。凝固剤や防臭袋には消臭タイプや長期保管できるタイプもあるので、選ぶときのヒントになればうれしいです。

続けるためのちょっとしたコツ

すべて完璧にそろえる必要はありません。わが家は「ゆるく続ける」を大事にしています。買い物のついでに缶詰や水をひとつ多めに、くらいの気軽さで十分です。

そして何より、賞味期限が切れる前に“余裕を持って”消費すること。一気に食べると家族からブーイングが出るので(笑)、普段の食卓に少しずつ織り交ぜていくのがコツだと痛感しました。お菓子もガスボンベも、「使いながら備える」が結局いちばんラクなんですね。

📝 この記事のまとめ

最後に、防災の日に向けて見直したいポイントをまとめます。

  • ローリングストックは「普段の食品を多めに買って、食べた分を買い足す」方法
  • 食料の目安は「最低3日分〜1週間分×人数分」、水は「1人1日3リットル」(農林水産省)
  • 賞味期限切れの保存水も、慌てて処分しなくてよい(農林水産省)
  • お湯が使えると食事の幅が広がる。カセットボンベは「1人1週間で約6本」が目安(農林水産省)
  • パサパサ非常食は、湯せん調理(パッククッキング)でおいしく&洗い物減
  • トイレの備蓄目安は「1人1日5回×人数×最低3日(できれば7日)」(目黒区/経済産業省)
  • 携帯トイレは事前に一度使ってみる/使用済みは凝固剤+防臭袋で保管
  • 井戸水など“わが家の強み”があれば生活用水として活かす(飲用は不可)
  • 食料もお菓子もガスも、一気に消費せず「使いながら備える」のが続けるコツ

今年の防災の日は、ぜひ一度棚の中をのぞいてみてくださいね。

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