※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
「これってわがまま? それとも、この子の特性なのかな」
息子の服へのこだわりや、何度言っても通らないお願いごとを前に、わたしはずっとそのあいだで揺れてきました。叱るべきか、受け止めるべきか。毎朝、怒鳴りたい気持ちをこらえながら、答えの出ないまま何年も過ごしてきたように思います。
そんなとき、思いきってスクールカウンセラーに相談することにしました。でも予約を取ると、今度はべつの不安がやってきます。「何を準備して行けばいいんだろう」「ただ困りごとを話すだけでいいのかな」と。
この記事では、わたしが面談の前に準備したことをそのまままとめました。同じように「相談したいけれど、何から手をつければ…」と迷っている方の役に立てばうれしいです。
(2026年6月追記:面談に行ってきました。様子は記事の後半に書いています)
相談しようと思ったきっかけ
きっかけは一つではなく、長いあいだ積み重なってきた小さな困りごとでした。
- 服や下着のこだわり … いまは下着が着られず、Tシャツを直接着ています。気に入っていたものがサイズアウトして、代わりが見つからないままです
- 勉強の苦手さ … 漢字や英単語のミスがとても多く、何度言っても繰り返しの練習だけはやろうとしません
- お願いが通らない … 「体操着を片付けて」「水筒を出して」と毎日2〜3回言っても、返事はするのに実行されません
困っているのに、学校では大きな問題になっていない。だからこそ「わたしの育て方の問題なのかな」と、ずっと一人で抱えてきました。その答えを知りたくて、専門家に相談してみようと決めました。
振り返ると、小学校の低学年くらいまでは、そこまで気にならなかったように思います。「子どもなんて、こんなものかな」と思っていたのかもしれません。
実はそのころ、一度だけスクールカウンセラーに授業中の様子を見てもらったことがあります。結果は「問題なし」。たしかに立ち歩くわけでも、友達とトラブルを起こすわけでもありません。
でも、学年が上がるにつれて困りごとは少しずつ積み重なり、家ではこんなに手を焼いている。見てもらうだけでは伝わらないこともあるのかもしれない——そう思って、今回はわたしが直接、話してみることにしました。
会う前に準備した3つのこと
いざ準備をはじめてみて、やってよかったと思うことが3つあります。
① いちばん相談したいことを絞る
あれもこれもと話すと、限られた時間で散らかってしまいます。わたしは「この子の困りごとは特性なのか、性格なのか」を一番に聞きたいことに決めました。
② 困りごとを「いつ・どんなとき・どうなる」で書き出す
「困っている」だけでは伝わりにくいので、具体的な場面ごとに書き出しました。整理すると、自分の頭の中もすっきりしてきます。
| 場面 | 具体的な様子 |
|---|---|
| 服・下着 | 締めつけ・肌触りが苦手。試着しないと買えない |
| 勉強 | 漢字・英単語のミスが多い。反復練習をしたがらない |
| 家での指示 | 返事はするのに実行されない。毎日くり返す |
③ 聞きたいことをリストにする
その場になると、聞きたかったことを忘れてしまいそうだったので、質問を紙に書き出しました。
💡 わたしが用意した質問の例
- これは特性? それとも成長の範囲?
- 受診や相談を考えるなら、どこに行けばいい?
- 家でできる工夫はある?
- 次に親として、まず何をすればいい?

当日持っていくもの
✅ 持ち物チェックリスト
- 困りごとの整理メモ(上の3つをまとめた紙)
- 質問リスト(その場で答えを書き込める欄つき)
- 母子手帳・成長の記録(あれば)
- 筆記用具
メモは、見ながら話して大丈夫。緊張して話せなくなっても、紙があると安心です。
準備しながら気づいた「心構え」
調べたり書き出したりするうちに、気持ちの面でも整理がつきました。
- スクールカウンセラーは、親の育て方を採点する人ではない。一緒に考えてくれる人だと思うと、肩の力が抜けました
- 1回で答えが出なくていい。続けて相談できる場所だそうです
- 子どものことだけでなく、親であるわたし自身のしんどさも話していい
📝 まとめ|書き出すだけで、少し軽くなった
不思議なもので、困りごとを紙に書き出しただけで、ずっとモヤモヤしていた気持ちが少し軽くなりました。「こんなに困っていたんだな」と、自分の気持ちにも気づけたからかもしれません。
面談に実際に行ってきた様子は、すぐ下に追記しました。
【後日談】面談に行ってきました(2026年6月追記)
先日、実際にスクールカウンセラーと面談してきました。結論から言うと——準備して行って、本当によかったです。
質問リストと困りごとのメモを見ながら話したら、「こんなにスムーズにお話しできるのは珍しいです」という反応をいただきました。それから、話しているうちに、「上手く言語化ができていますね」「よく自己分析ができています」という話にも。悩みの深さや、長く悩んできたことが伝わってきます——そう言われたとき、正直、泣きそうになりました。悩んできた年月の長さを、わかってもらえた気がしたからです。
カウンセラーさんは手ぶらで、学校側から息子についての情報も事前には渡っていませんでした。わたしとしては「学校側は息子をどう見ているのか」も知りたかったので、そこは少し残念だったところ。面談は、わたしが用意した資料をお互いに見ながら進みました。相手の分まで印刷して行って、正解でした。
それともうひとつ。わたしは面談の前に、息子本人とも話し合ってから行きました。カウンセラーに相談すること。必要なら本人にも面談を受けてみてほしいこと。お母さんはADHDの傾向があるんじゃないかと思っている、ということも。そこまで本人と共有した上で相談に来る親は少ないようで、カウンセラーさんは少し驚いていました。
面談の中では、「あのとき、もう少し早く動いていればよかった」という後悔も口にしました。これまで息子のことを相談するたび、「男の子だから、そのうち落ち着くよ」と言われ続けてきたからです。カウンセラーさんは、「男の子の落ち着きのなさは、『男の子だから』で見逃されてしまうこともあるんです」と話していました。
ただ、正直に書くと——少し不完全燃焼でもありました。
わたしの話をメモされるわけでもなく、「本当に、話を聞くだけなの?」と少し疑問にも。これが普通なのか、このカウンセラーさんだけなのかはわかりません。その場で「特性がありますね!」とは言えない立場なのはわかります。それでも、アドバイスがどんどんもらえる場ではないんだな、というのが率直な感想です。わたしの話から「特性がありそうな傾向はある」とは言っていただけました。
実は、用意していった質問——「受診を考えるならどこに行けばいい?」「家でできる工夫は?」「次に親として何をすれば?」——には、今回はほとんど答えをもらえませんでした。こういう具体的なことは、担任の先生との共有や、授業の様子を見てもらった先で、今後少しずつ聞いていくことになりそうです。
面談の最後に「今後、学校側と情報を共有してもいいですか」と聞かれたので、了承しました。担任の先生にも息子の様子を気にかけてもらえて、アドバイスがもらえるならありがたいですから。受験のことも、少しずつ見据えています。
💡 あとから調べてわかったこと(受験の配慮)
都立高校の入試では、障害のある受験生が試験時間の延長などの配慮を申請できます。配慮の内容は「中学校で現在受けている配慮」を参考に、個別に決められるそうです(出典:東京都教育委員会・令和8年度入学者選抜の資料。お住まいの自治体によって仕組みは異なります)。大学入学共通テストにも同様の制度があり、申請には診断書のほか、学校で行ってきた配慮を書く書類が必要です(出典:日本学生支援機構)。
いま学校と悩みを共有しておくことは、先々の受験の備えにもつながるんですね。
それと、ありがたかったのは学校側の配慮です。面談が授業の合間の時間だったので、「この時間なら生徒は廊下に出てきません」と、ほかの生徒に会わないように時間を組んでくれていました。「相談に行くところを子どもの同級生に見られたくない」という方も、安心していいと思います。
✅ 今後の流れ(わが家の場合)
担任の先生と悩みを共有 → カウンセラーさんに授業の様子を見てもらう → 必要があれば検査や医療機関へ
1回の面談で実りがあったかは、正直まだわかりません。それでも「親がこんなに悩んでいる」と学校に伝わったことは、一歩だと思っています。この続きも、またここに追記しますね。
息子の服へのこだわりについてはこちらでくわしく書いています。


コメント