一番近くで見守ってくれる人

家族のこと

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これからも続く、二人の時間。

何気ない毎日のすぐ隣に、ずっと変わらず立っていてくれる人がいます。

10代後半に初めて出会って、ご縁があって結婚して、もうすぐ20年。

ここまで大きな喧嘩もなく、このまま一緒に年を重ねていけたらいいなって、心から思える。

そんな人に出会えた奇跡に、今はただ感謝しています。

20年間で気づいた、小さな積み重ね

長く一緒にいると、大きなできごとよりも、何でもない日々の積み重ねの方が、ずっと大切なものだと気づかされます。

夫は口数は少ないけれど、気のきいたことをさりげなくしてくれる人です。朝、わたしの分のコーヒーをいつの間にか用意してくれていたり、重い荷物をそっと持ってくれたり。特に「やってあげた」という顔もしない。ただ、自然にそこにある。そういう人です。

そのさりげなさが、最初は物足りなく感じることもありました。でも今は、それがいちばんありがたいと思っています。言葉にしなくても、そばにいてくれるだけで伝わるものがある。20年近く経って、やっとそれがわかってきた気がします。

出会った頃は口数が少なくて、
「何を考えているの?」
と悩んだこともあったけれど、
それはただ、静かに人の話を聞く人だっただけ。

優しくて、穏やかで、
凪のようにゆるやかで、
そこにあるだけで安心できる、大きな樹木のような人。

わたしを選んでくれてありがとう。
家族になってくれてありがとう。
いつも物言わず、後ろからそっと支えてくれてありがとう。

日々の忙しさの中で、
なかなか優しくできない日もあって。

子どもたちが優先で、
自分のことも、あなたのことも、
ちゃんと労われないまま過ぎていった時間もたくさんあった。

きっと、
イライラしている私に腹を立てたことも、
悲しい思いをしたこともあったと思う。

それでも何も言わず、
いつでもそっと手を差し伸べてくれた。

夕暮れに手をつなぐカップルの手元の写真

真面目で、責任感があって、約束は必ず守る人。

そんな自分を曲げたくなくて、ずっと頑張っていたけれど。
私の限界を誰よりも近くで見ていてくれて、「もういいよ」って言ってくれて、本当にありがとう。

「もういいよ」と言ってくれた日のこと

フルタイムで働いていたころ、わたしはずっと限界に近い状態でした。家事も育児も仕事も、全部ちゃんとやらなきゃという気持ちが強くて。でも体も心も、どこかでひっそりとガタがきていた。

夫はそれを、ずっと近くで見ていたんだと思います。何も言わなかったけれど、ちゃんと気づいていた。そして、タイミングを見計らって、ぽつりと言ってくれました。「もう辞めてもいいよ」と。

その一言だけで、ずっと張り詰めていた何かがほどけた気がしました。泣きながら「ありがとう」とも言えなかったけれど、あの瞬間のことは、たぶんずっと忘れないと思います。

今は、ゆっくり息を吐いて。

真っ青な空に、まん丸な月に、「きれいだね」って言い合える毎日。

こんな穏やかな時間が、
これからも長く続いていきますように。

いつか、子どもたちが大人になって、笑顔で帰って来られる居場所を、これからも二人で作っていけたらいいね。

青空に浮かぶ、赤いハート型の風船の写真
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