痛快すぎる復讐劇。「悪役令嬢の中の人」完結の感想【結末ネタバレあり】

本がたくさん並んだ本棚(本好きの下剋上アニメ4期の感想記事のイメージ) 読書|本の感想

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「悪役令嬢もの」はたくさんあるけれど、この作品はちょっと違います。

漫画で読み始めて、気づいたら「小説家になろう」で最後まで読み切っていました。完結済みなので一気読みできるのも嬉しいポイントです。

今回は、「悪役令嬢の中の人」の感想をお届けします。前半はネタバレなしの紹介、記事の後半には【ネタバレあり】で結末にも触れているので、結末まで知りたい方は目次から飛んでくださいね。

異世界ファンタジーはちょっと……と思っていたわたしが、気づいたら一気読みしていました。

読み終えたあとの爽快感がすごい。スカッとしたいときにぴったりの一冊です。

どんな物語?(ネタバレなし)

項目内容
タイトル悪役令嬢の中の人
原作なろう掲載・完結済み(無料で読めます)
漫画白梅ナズナ先生 / 全6巻・完結(2025年6月)
ジャンル異世界転生・悪役令嬢・復讐劇
アニメ化2027年TVアニメ放送予定

乙女ゲームの悪役令嬢・レミリアに転生した現代人のエミ。推しキャラであるレミリアを幸せにしようと奮闘するものの、ゲームのヒロイン・ピナの策略によって冤罪を着せられ断罪されてしまいます。

絶望して意識を閉ざしたエミのかわりに、今度は本来のレミリア自身が目を覚まします。「エミを傷つけた者たちすべてに復讐する」と誓ったレミリアによる、痛快な逆転劇が始まります。

小説家になろうで完結済み。漫画版(全6巻)も2025年6月に完結しています。

⚡ レミリアの性格が痛快で気持ちいい

この作品の最大の魅力は、主人公レミリアのキャラクターです。

ひ弱でもなく、いい子ぶるわけでもない。本物の悪役令嬢としての誇りと知性と覚悟を持って、敵を一人ずつ追い詰めていく。その姿が、読んでいてとにかく気持ちいい。

「スカッとする」という言葉がこれほど似合う作品はなかなかないと思います。レミリアの復讐は派手ではなく、じわじわと確実に追い詰めていくタイプ。それがまた性格悪くて(褒め言葉)、読んでいて最高にクセになります。

自分が傷つけられたことへの怒りではなく、「エミのために」動くところもグッときます。レミリアのなかに眠っていた強さと優しさが、読み進めるごとに少しずつ見えてくる——そんな物語です。

敵役ヒロイン・ピナがすごかった…

敵役のピナ(星の乙女)は、読んでいてなかなかの衝撃でした。

「すごかった」としか言いようがない。典型的な乙女ゲームヒロインとも違う、独特の怖さを持ったキャラクターで、読んでいて何度も「うわぁ……」と声が出ました。

こういうキャラクターを生み出せるのがこの作品の力だと思います。詳しくはネタバレになるので書けませんが、読めばわかります。

魔王アンヘルのギャップにやられる

物語の中盤から登場する魔族の王・アンヘルが、これまた素敵なんです。

一見すると国王ですら圧倒される威圧感を持つ、絵に描いたような魔王。なのにレミリアの前ではヘタレになる。そのギャップが……もう反則です。

強くてかっこいいのに、レミリアにだけ可愛らしくなってしまうアンヘル。ほっこりする場面のたびにキュンとさせられました。復讐劇というハードな物語の中で、このふたりのやり取りが良い緩急になっています。

🎨 漫画の画力が圧倒的

漫画版のコミカライズを担当された白梅ナズナ先生の画力が、本当に素晴らしい。

特にレミリアの表情の描き分けが見事で、凛とした顔、怒りの顔、アンヘルへの照れ顔……どのシーンも引き込まれます。更新のたびにXでトレンド入りしていたのも納得の画力です。

ドレスや髪の描写も繊細で、ページをめくるだけでうっとりしてしまう美しさ。「絵で魅せる作品」としての完成度がとにかく高いです。

なろう版と漫画版、どちらから読む?

両方読んだ経験からの個人的なおすすめは、まず漫画からです。

理由はシンプルで、白梅ナズナ先生の絵でキャラクターのイメージが一気に固まるから。その状態でなろう版を読むと、脳内再生がものすごく鮮やかになります。

漫画版は全6巻で完結しているので、一気読みしやすいのも魅力。そして「続きが気になって仕方ない!」となったら、なろう版(無料)で原作を読み進める——これが一番楽しめるコースだと思います。

⚠️【ネタバレあり】ピナの結末と、レミリアが選んだ道

⚠️ ここから先は物語の結末(ネタバレ)に触れます。まだ読んでいない方はご注意ください。

レミリアが、最後までとにかくかっこいい

この作品の結末で一番に伝えたいのは、レミリアが最後の最後までブレずにかっこよかったことです。外面は優しいお嬢様風(それでいて強い)、でも内面はまんまの悪役令嬢。

魔王アンヘルもびっくりするほど邪悪な笑顔を浮かべる場面があって、その笑顔が猛烈に怖かったです。最後まで改心せず、エミ以外には一切興味がない——その徹底ぶりがいっそ清々しくて、読んでいて面白いんです。

復讐のためにピナや共謀者たちを一人また一人と追い込んでいく手腕も、本当に見事でした。

ピナ(嘘つきヒロイン)の末路

ピナの悪事はすべて明るみに出て、最終的に断罪されます。そして小説版のピナの最後は、かなりえげつない——正直、ここに文章では書けないくらいの罰を受けることになります。

ここで少し気になっているのが、2027年のアニメ版です。子どもと一緒に観る予定なので、この場面がどんなふうに描かれるのか、楽しみ半分・不安半分で待っています。

レミリアと魔王アンヘル、そしてエミ

復讐を成し遂げたレミリアは、魔王アンヘルと結ばれます。アンヘルもレミリアも幸せそうで、読んでいて本当に嬉しくなりました。

そして番外編では、エミがレミリアとアンヘルの子(娘)として転生する……という、救いのある展開も。最後まで「エミのために」だったレミリアらしい、あたたかい結末でした。

🎬 2027年TVアニメ化決定!

そして、なんと2027年にTVアニメ化が決定しました。

役割担当
レミリア(声)沢城みゆきさん
エミ(声)高橋李依さん
ピナ・ブランシュ(声)佐倉綾音さん
監督飯田薫久さん
シリーズ構成・脚本吉野弘幸さん
キャラクターデザイン長澤礼子さん
音楽片山修志さん(オーバーロード/幼女戦記)
アニメ制作ROLL2

さらに、公開されたヒロインPVでは、ピナが「私が世界を救ってみせる」と宣言した直後に、“本来のピナ”が「ねえ、あんたも転生者なんでしょ」と言い放つ場面が……。あの怖さが声と映像でどう動くのか、今からドキドキしています。

ティザーPVも公開されています。見てみたら、白梅ナズナ先生の漫画の世界がそのまま動き出したような映像で……! 原作の絵に忠実で、もともと神がかっていた表現力の魅力を、さらに何倍にも引き上げてくれそうな予感です。放送がますます楽しみになりました。

沢城みゆきさんのレミリア、どう考えても最高に決まっています。高橋李依さんのエミも楽しみ。放送まではまだ時間があるので、アニメが始まる前に原作・漫画を読んでおくのがおすすめです。

👑 こんな人におすすめ

  • 「スカッとする」復讐ものが好きな方
  • 強くてかっこいい女主人公が好きな方
  • 悪役令嬢ものをよく読む方
  • 画力の高い漫画が好きな方
  • 完結済みの作品を一気読みしたい方

📝 まとめ

「悪役令嬢の中の人」の感想をまとめると——漫画で読んで面白すぎて、気づいたらなろうで全部読んでいました。完結済みなので最後まで安心して読めるのも嬉しいポイントです。

レミリアの痛快な復讐と成長、魔王アンヘルとのほっこりするやり取り、そして圧倒的な画力の漫画。全部まとめて楽しんでほしい作品です。

2027年のアニメ放送を待ちながら、まずは漫画の1話から、ぜひ読んでみてください。

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