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家を建てるとき、夫婦で意見が真っ向から割れました。
夫の実家は田舎の60坪超えの大きな純和風の平屋。住んだことがない、という理由で夫は2階建てに憧れていました。
わたしが平屋を「絶対に」と決めていた理由は、自分の実家にあります。わたしの実家は65坪弱の2世帯用2階建て。建てた当初は6人家族で賑やかでしたが、今は母が一人で暮らしています。2階にはミニキッチン・お風呂・トイレまで揃っているのに、ほぼ使われないまま。
子どもが巣立った後の実家の姿を見ていたので、子どもが2人いるわが家も、将来を見越して平屋にしようと心に決めていました。担当の営業さんや建築士さんには「30代前半で老後を考えて絶対に平屋、と決める方は少ないですよ」と言われました。今はどうかわかりませんが、当時は確かに平屋は少なかった気がします。
🏡 わが家のプロフィール
| ハウスメーカー | 一条工務店(高気密高断熱) |
|---|---|
| 広さ | 34.38坪 |
| 間取り | LDK 21.67帖 + 繋がる和室(4.5帖)、縦長の平屋 |
| 家族構成 | 夫・わたし・息子・娘の4人家族 |
| 立地 | 田んぼと畑に囲まれた田舎。義実家が5歩くらい先にある |
坪数は34.38坪。たしか36坪(120㎡)を超えると新築住宅の固定資産税の減額特例が一部受けられなくなるんだったような……という記憶があり、ギリギリ抑えました。間取りは「子ども部屋や寝室は狭くても、LDKを広く」というこだわりで設計しました。みんなで過ごすリビングを居心地よくしたかったので、21.67帖のLDKに和室が繋がる形になっています。
✅ 住んでみてよかったこと
全部フラット。子育て期の安心感は本物でした
平屋の一番のメリットは、家全体に段差がないこと。小さな子どもがいる時期は、「階段から落ちないか」という心配がありません。子どもがヨチヨチ歩いていたころ、家の中でヒヤッとすることがほとんどなかったのは、フラットな構造のおかげだったと思います。
階段の掃除がない
これが地味に助かっています。2階建ての家に住んでいる友人から「階段の掃除が面倒」という話をよく聞きます。わが家は階段がそもそも存在しないので、その手間がまるごとゼロです。
荷物の持ち運びが楽
買い物してきた重い荷物も、玄関からキッチンまで1フロアで移動できます。「2階に運ぶ」という動作がないだけで、日々の積み重ねは結構違います。ただ正直に言うと、「助かった!」と強く感動するほどではなく、「2階建てだったら大変だったんだろうな」と後から気づく種類の楽さです。
みんながLDKに集まってくる
これは設計の意図通りになっていて、嬉しい誤算でもありました。子ども部屋は狭め・まだエアコンもない状態なので、息子も娘もリビングで過ごしていることが多いです。わたしの実家では、3姉妹それぞれに8帖の個室があって、みんな自分の部屋に引きこもっていました。わが家はまだ小学生と中学生だからというのもあるかもしれませんが、「会話をしなくても、みんなで同じ空間にいることに意味がある」と感じています。
✅ よかったことまとめ
- フラット構造で子育て期の安心感が高い
- 階段掃除がまるごとゼロ
- 1フロアで荷物運びが完結する
- LDKを広く取ったら家族が自然と集まってくる
💦 正直しんどかったこと
廊下が無意味に長い
縦長の間取りにしたため、廊下の長さが少し気になります。敷地の形と広さの関係で縦長になってしまったのですが、端から端までの移動距離は2階建てで上下移動するのとまた違う疲れ方があります。
日当たりの悪い場所がある。玄関が暗い
縦長の平屋は、日当たりに偏りが出やすいです。わが家で一番残念なのが玄関の暗さ。「もう少し明るければよかった」と今でも思います。平屋を建てるなら、日当たりのシミュレーションをしっかりしておくことをおすすめします。
Wi-Fiが縦長の端まで届かない
これは完全に盲点でした。縦長の間取りなので、LDK側に設置したWi-Fiルーターの電波が、一番奥の寝室まで届きません。電波エクステンダー(中継器)を使えば解決できるのですが、最初から縦長の間取りならWi-Fiの設置場所も一緒に考えておくべきでした。
災害時に2階に逃げられない
浸水リスクのある地域だと、2階がない平屋は怖さがあります。田んぼに囲まれたわが家は今のところ大きな浸水リスクはないのですが、「いざとなっても2階がない」という点は、平屋を選ぶ前に考えておいた方がいいことだと思っています。
⚠️ 縦長の平屋で特に注意したいこと
- 日当たりのシミュレーションは必須(特に玄関・北側)
- Wi-Fiルーターの設置場所を間取り段階から考える
- 廊下の長さ=移動距離が増えることを把握しておく
- 浸水リスクのあるエリアは事前にハザードマップを確認
よく聞かれること
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📝 まとめ
- 30代前半、老後を見越して「絶対に平屋」と決めた
- 実家の2世帯65坪の2階建てが、空いたままになっているのを見ていたのが大きな理由
- LDKを広く取って子ども部屋を狭くしたら、みんなが自然とLDKに集まる家になった
- 階段なし・フラット・荷物運びは想像以上に楽
- 縦長間取りは日当たりとWi-Fiに注意が必要
- 一条工務店の高断熱との組み合わせで、夏の快適さと防音性能は文句なし
「30代で老後を考えるなんて」と言われましたが、今となってはあのとき決めてよかったと思っています。子どもが巣立っても、年を取っても、ずっと住み続けられる家。それが、わたしたちが平屋を選んだ理由です。
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