独身税と呼ばれる子育て支援金、受け取る側の私が感じた複雑な本音

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こういう制度の話題って、なんとなく空気が読みにくいな、と感じることはありませんか?

私は子どもが2人いる母なので、「受け取る側」に分類されます。ありがたい制度だと思っているし、少子化が進むなかで国が動いてくれているのも理解している。でも、心のどこかに「みんなが同じように恩恵を受けられているわけじゃないんだよな」という気持ちがあるのも事実です。

今回は、そんなちょっと複雑な気持ちを持ちながら、子ども・子育て支援金制度について正直に書いてみます。「制度ってよくわからない」という方にも、わかりやすく整理してみました。

📖 この記事でわかること

  • 子ども・子育て支援金制度の仕組みと負担額
  • 集めたお金の使い道(新旧制度比較)
  • 2児の母のリアルな試算と体験談
  • 「不公平」という声への本音

子ども・子育て支援金って、そもそも何?

2026年4月からスタートした「子ども・子育て支援金制度」。ニュースで見かけた方も多いと思います。

一言でいうと、少子化対策のための財源を全世代で分かち合う仕組みです。健康保険料に上乗せする形で、子どもがいる・いないにかかわらず、医療保険に加入しているすべての人が拠出します。

📌 制度のポイント

こども家庭庁の試算によると、全制度平均で加入者一人あたり月250円〜450円(2026年度〜2028年度にかけて段階的に増加)。年間にすると3,000円〜5,400円ほどの追加負担です。
(出典:こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度について」)

SNSで「独身税」と呼ばれることもありますが、正確には税ではなく社会保険料の上乗せです。独身の方だけでなく、子育てが終わった世代や子どもがいないご夫婦も含め、広く負担する仕組みになっています。

集めたお金、何に使われるの?

この制度で集めたお金は、子育て支援のための6つの事業に充てられます。(出典:こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度について」)

項目旧制度(〜2024年9月)新制度(2024年10月〜順次)
①児童手当の拡充中学生まで・所得制限あり高校生まで・所得制限なし・第3子月3万円
②妊婦への支援給付なし妊娠届出時5万円+後期5万円(計10万円)
③こども誰でも通園就労要件あり就労に関係なく月10時間まで通園可
④育休給付の充実給付率67%一定期間・条件あり、手取り10割相当
⑤育児時短就業給付なし2歳未満の子を持つ時短勤務者に賃金の10%
⑥国民年金保険料免除なし自営・フリーランスが子1歳まで免除(2026年10月〜)

特に①の児童手当の拡充は、すでに2024年10月から始まっています。高校生まで支給対象が広がり、所得制限も撤廃されたので、以前は対象外だったご家庭にも届くようになりました。

うちの場合、実際どうなの?正直な試算

我が家は子ども2人(現在小6・中2)の4人家族です。試算してみると、こうなります。

📊 我が家のざっくり試算

【現在受け取っている児童手当(2024年10月〜)】
小6の子:月1万円(3歳〜18歳年度末まで、第2子)
中2の子:月1万円(3歳〜18歳年度末まで、第1子)
→ 合計 月2万円 / 年24万円

【高校生まで延長による追加メリット】
旧制度なら中学卒業(15歳)で終了 → 新制度で高校卒業(18歳)まで延長
2人分で最大 月2万円 × 高校3年間 = 最大72万円の追加受給
(※就学状況・在籍状況により変動あり。出典:こども家庭庁「児童手当制度のご案内」)

【支援金の負担額(会社員の場合の目安)】
年収600万円の場合:月575円(労使折半後の個人負担)
→ 年間約6,900円の追加負担
(出典:こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度について」)

受け取る金額と払う金額を比べると、我が家はプラスになる計算です。ありがたいことです。

ただ、正直に言うと複雑な気持ちもあります。今回の妊婦給付や誰でも通園制度は、もう関係ない話。子育ての「タイミング」によって、受けられる恩恵はかなり変わるものだなと実感しています。

制度ができる前後で、こんなに違った

「タイミング次第」を感じた体験をひとつ。

娘が年中のころ(2019年10月)、保育料の無償化制度がスタートしました。3〜5歳の保育料が無償になる制度で、娘は年中〜年長の約1年半、保育料の負担がゼロになりました。正直、助かりました。(出典:内閣府「幼児教育・保育の無償化」)

一方で、息子は無償化がスタートしたころにはすでに小学生。保育園の時期とタイミングが合わず、まるまる保育料を払っていました。

同じ家庭でも、子どもの生まれ年と制度のタイミングによって受けられる支援は全然違います。「ちょっと遅く生まれてたら…」なんて思わなくもないですが、そういうものですよね。

「不公平」という声について、思うこと

こういう制度の話題が出ると、「子どもがいないのに払うのはおかしい」「間の世代は損している」という声が出るのは自然なことだと思います。私自身も、そういう気持ちはわかります。

こども家庭庁は「少子化・人口減少の問題は、子どもがいない方にとっても、経済・社会システムや地域社会を維持するうえで極めて重要な課題」と説明しています。(出典:こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度について」)

つまり、少子化が進めば労働人口が減り、税収が落ち、社会保障全体が揺らいでいく。子どもがいる・いないにかかわらず、社会全体の問題だという考え方です。

それはそうだと思いつつ、「でも気持ちの上では複雑だよね」という部分も残る。制度の是非を語るより、そういう感情を否定しないことが大事なのかなと私は思っています。恩恵を受けている立場だからこそ、「払っている人への感謝の気持ちは忘れちゃいけないな」と、個人的には感じています。

まとめ:まず給与明細を確認してみよう

子ども・子育て支援金制度のポイントを整理すると、こうなります。

📝 まとめ

  • ✅ 2026年4月から医療保険料に上乗せして全員が拠出開始
  • ✅ 月250円〜450円(全制度平均)の負担増(こども家庭庁試算)
  • ✅ 児童手当の拡充はすでに2024年10月から実施済み
  • ✅ 高校生まで支給対象が延長・所得制限も撤廃
  • ✅ 妊婦給付・誰でも通園・育休給付なども拡充
  • ✅ 給与明細で「子ども・子育て支援金」の天引きが確認できるはず

制度についての賛否はさまざまですが、まず「自分にどう関係するか」を知ることが第一歩。今月の給与明細、ちょっとチェックしてみてくださいね。

小さな兄妹を抱きしめるお母さんのイラスト

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