おひとり様には慣れましたので の感想📖|前を向くニコルが愛おしい

草原で本を読む女性(ひとりの時間を楽しむイメージ) 読書|本の感想

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婚約者にずっと放置されている令嬢。そう聞くと、可哀想で応援したくなる物語を想像するかもしれません。でも『おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!』のニコルは、メソメソしません。「ひとりのほうが気楽!」と前を向いて、自分の人生をどんどん進んでいきます。

結論から言うと、この作品は「強くて自分を持っている女性が好き」な人にこそ刺さります。原作小説を読んで、漫画も借りて読んだわたしが、正直な気持ちを書いていきます。

どんな物語?(ネタバレなし)

ニコル・ポートレット伯爵令嬢には、ケイオスという婚約者がいます。でも彼の心は、いつも幼なじみのキャロライン王女のほうばかり。学園の行事も、ニコルはいつもひとりで参加していました。

普通なら落ち込むところですが、ニコルは気づきます。「あれ、ひとりのほうが気楽かも?」。そこから彼女は、誰かに合わせるのをやめて、自分のために生きはじめます。本当の悪人も出てこないし、派手な戦闘やドロドロもありません。穏やかな気持ちでサラッと読めるお話です。

主な登場人物

人物どんな人
ニコル・ポートレット主人公の伯爵令嬢。婚約者に放置されても、めげずに「おひとり様」を満喫して自分の人生を歩み出す。意志が強く、行動力のある女性
ケイオスニコルの婚約者。幼なじみのキャロライン王女ばかり気にかけていて、ニコルにはそっけない。……残念ながら、かなりのポンコツ(笑)
キャロライン王女ケイオスの幼なじみ。のちに隣国の王太子と婚約し、国を離れる
ロベリア最初は「悪役令嬢かな?」と身構えたけれど、途中から全力でニコルの味方に。婚約者はエミリオ
エミリオロベリアの婚約者で、彼もニコルの味方。ただ早とちりで騒動の発端をつくることも(笑)

💕 ここが好き!正直な感想

💡 ひとことで言うと

強くて自分を持っている女性が好きな人に刺さる、穏やかで前向きな”おひとりさま”物語です。

正直な感想を、好きなところから書いていきます。

  • ニコルの「振り切り方」が気持ちいい:最初はか弱い令嬢。でも「ひとりで生きていこう!」と決めてからの行動力がすごい。腕っぷしが強いわけではないけれど、意志が強くて、自分をしっかり持っている。わたしはこういう強くて逞しい女性が大好きです。
  • とにかくニコルが可愛い:漫画の絵がすごく可愛くて、表情がいきいきしています。
  • ロベリアとエミリオがいい味:脇を固める婚約者コンビも好きです。二人とも思い込みが激しくて、その早とちりが騒動を生むのが笑えます。個人的には、この二人こそ相思相愛でお似合いだなぁと思っています。
  • 穏やかに読める:肩の力を抜いて楽しめる安心感があります。
白いバラを手に歩く女性(上品な雰囲気)

ケイオスに、ひとこと言わせて(笑)

正直に言います。わたしはケイオスがあまり好きではありません(笑)。

彼、本当に残念なんです。可哀想なほどのポンコツぶりで……。「態度に出さなくてもわかってくれる」「言わなくても伝わる」「いずれ自分のところに戻ってくる」。ケイオス、それ、全部幻想です。一度離れた心は、そう簡単には戻ってきませんよ。

あまりに残念で、逆に応援したくなる人もいるかもしれません。でもわたしは、もう見限ってニコルを応援したい派です。

🎯 こんな人におすすめ/向かない人

おすすめ向かないかも
強く自立した女性が好きな人派手な「ざまぁ」を期待する人
「ソロ活」「おひとりさま」を楽しみたい人どんでん返しやハラハラ展開が読みたい人
ドロドロに疲れて穏やかに読みたい人
そして——男性にもぜひ

💬 特に男性に読んでほしい

「言わなくても伝わる」「いつか戻ってくる」は幻想です。大切な人がいるなら、ちゃんと態度と言葉で伝えてくださいね。

🌅 結末は? 今後は?

原作小説は、本編が全19話できちんと完結しています。お話としてちゃんと一区切りつくので、安心して読めます。

結末の核心は、ここではバラしません。わたし個人としては、ニコルには自分のために自由に羽ばたいて、一緒に高め合える理解ある素敵な人と出会ってほしいと願っています。漫画版が小説と少し違う展開になったりしないかな、なんて期待もしています(難しいかもしれないけれど)。

ちなみにコミックス(漫画の単行本)は、2026年6月時点で4巻まで刊行されています。電子書籍でも全巻そろっているので、まとめて読みたい人にもおすすめです(最新の刊行状況は各書店でご確認ください)。

海辺で海を見つめる女性のうしろ姿(自由に羽ばたくイメージ)

✨ まとめ

  • 放置されてもメソメソしない、前を向くニコルが主役
  • 強く自立した女性が好きな人・穏やかに読みたい人にぴったり
  • ケイオスにはツッコミたくなるけれど、それも含めて楽しい
  • 原作小説は本編完結済み/漫画は絵が可愛くて◎

✅ こんな気分のときに

ドロドロに疲れて、前向きな気持ちになりたいときにぴったり。ニコルの生き方に、きっと背中を押してもらえます。

気になった方は、まず試し読みから読んでみてください。

コミックス(絵が可愛い!)

原作小説(一迅社ノベルス)

あわせて読みたい:強くて自立した女性が主役の作品つながりで、『手札が多めのビクトリア』の感想もどうぞ。

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