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来月、娘の修学旅行があります。行き先は東京・上野方面。
え、そうなの?
わたしが子どもの頃、上野動物園のパンダを見に行った記憶があって。すごい行列で、チラッとしか見られなかったけど、それでも大興奮だったんですよね。
知らなかった……娘の方が全然詳しい。
54年ぶり。日本からパンダがいなくなった
上野動物園には長年、パンダが暮らしていました。リーリーとシンシンという夫婦パンダ、そしてその双子の赤ちゃん・シャオシャオとレイレイ。
でも2024年、まずリーリーとシンシンが健康上の理由で中国へ帰国。そして2026年1月、双子のシャオシャオとレイレイも返還されました。
日本にパンダがいなくなるのは、約54年ぶりのことだそうです。
パンダは日中友好の象徴として日本に来ていますが、あくまで「レンタル」。所有権は中国にあって、期限が来たら帰国しなければいけないんですね。
- 2024年:リーリー&シンシン(夫婦)→ 中国へ帰国
- 2026年1月:シャオシャオ&レイレイ(双子)→ 中国へ返還
- 現在:日本国内にパンダはゼロ(約54年ぶり)
- 「パンダのもり」エリアは残っている(レッサーパンダはいます)

娘から聞いた「パンダ姫扱い説」
ここからは、娘が学校で聞いてきた話です。真偽は確認できていないのですが、面白くて。
日本の動物園はパンダを本当に手厚く世話をするので、中国の施設のやり方と合わなくなってしまうことがある……という話らしいのですが、もし本当だとしたら少し切ない。パンダにとっても戸惑うだろうな、と。
そして、もうひとつ娘が教えてくれた話が、さらに面白かった。
実はパンダ繁殖の世界一は、和歌山だった
調べてみると、これはかなりリアリティのある話で。
アドベンチャーワールド(和歌山県白浜)は、中国以外の施設として世界最多のパンダ繁殖実績を持っているんです。1994年から中国とのパンダ保護共同プロジェクトをスタートし、これまでに17頭以上が誕生。
その繁殖技術は中国にも認められていて、中国の飼育員が研修に来ることもあるほど。「パンダといえば上野」というイメージが強いですが、パンダ繁殖の技術では和歌山がダントツなんですね。
娘から聞いた「和歌山に問い合わせを」という話、なんとなく信ぴょう性があります(笑)
実は、和歌山のパンダも帰ってしまっていた
上野に続いて気になるのが和歌山の話。
アドベンチャーワールド(和歌山県白浜)といえば、パンダ繁殖の世界記録を持つ「パンダの聖地」。30年以上にわたって数多くのパンダを育ててきた施設ですが、こちらも2025年6月、残っていた4頭全員が中国へ返還されました。
これで「日本のどこかに行けばパンダが見られる」という時代が、静かに終わりました。
アドベンチャーワールドは今、「パンダ依存脱却」を掲げ、他の動物や体験型アトラクションでのブランド再構築に取り組んでいます。30年以上パンダとともに歩んできた施設が、それでも前を向いている姿は素直にすごいと思います。
今後、日本にパンダは戻ってくるの?
正直なところ、現時点では「わからない」が答えです。
パンダの貸し出しは「パンダ外交」とも呼ばれ、中国政府が外交関係の一環として判断するもの。日中関係の動向が直接関わってくる話なので、「いつ戻ってくるか」は今のところ未定です。
中国では、パンダは「特別な動物」じゃない?
娘から話を聞きながら、ふと気になったのが「中国ではどうなんだろう」ということ。
日本ではパンダが来るたびに大行列。返還のたびにニュースになる。でも中国の人たちから見たら、どんなふうに映っているんでしょう。
調べてみると、少し意外な事実がありました。
中国・四川省にある成都ジャイアントパンダ繁育研究基地には、200頭以上のパンダが暮らしています。中国全体では飼育下だけで600頭以上とも言われていて、中国人にとってパンダは「ちょっと行けば会える動物」に近い存在。日本のように何時間も列に並ぶ感覚は、あまりないそうです。
🐼 中国のパンダ事情(ざっくりまとめ)
・成都ジャイアントパンダ繁育研究基地だけで 200頭以上
・中国全体の飼育数は 600頭以上
・中国ではパンダは「ちょっと行けば会える動物」に近い存在
実際、中国のメディアが「なぜ日本人はそんなにパンダに熱狂するのか」と不思議がる記事を書いたことがあるくらい、両国の温度差は大きいみたいです。
そう考えると、日本でのパンダ人気の正体が少し見えてきます。中国から外交ツールとして来るから会える機会が限られている、だから希少で特別に感じる。そこに日本ならではの「かわいい」文化が重なって、あの熱狂が生まれているんですよね。丸くて白黒で、のんびりマイペースで、ちょっとドジ。パンダというキャラクターは、日本人の「かわいい」センサーにぴったりはまります。
修学旅行、楽しんできてね
というわけで、娘の修学旅行でパンダには会えそうにありません。自由行動は3時間半(お昼込み)で、クラスの中では「国立博物館派」「動物園派」「周辺ぶらぶら派」に分かれているそうで。娘本人は「どこでもいい」と傍観しているらしく……それはそれでうちの子らしい(笑)
でも、こういう「なぜいないのか」という背景を知ってから行くと、また違う見方ができる気がします。
娘がパンダの話をしてくれたあの朝、わたしはなんだかうれしかったです。子どもって、いつのまにかいろんなことを知っているんだな、と。
どこに行っても、良い思い出ができますように。
📌 この記事のまとめ
- 2026年現在、日本国内にパンダはいない(約54年ぶり)
- 上野のパンダに続き、和歌山・アドベンチャーワールドも2025年6月に返還完了
- 上野動物園の「パンダのもり」エリアとレッサーパンダは見られる
- パンダ来日の可否は「パンダ外交」として中国政府が判断するもの
- 中国ではパンダは珍しくなく、成都だけで200頭以上飼育されている
- 「姫扱い説」「和歌山に問い合わせを説」は娘情報・真偽不明(笑)


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