退職日の気持ち

仕事のこと

今日、やっと職場から解放される。

初日から、どこか違和感はあった。

でも、自宅や学校から近いし、辞めたら次があるかわからないし、とそんな言い訳を重ねながら、耐えてきた。

次々と、心を病んで辞めていく人たち。

優しくて、理不尽に立ち向かえず、言葉を飲み込んで静かに去っていく人たち。

もちろん、仕事が合わずに契約を切られる人もいた。

時間がなく、教える余裕がない。
それも理解できる。
でも、初めての仕事で戸惑い、不安になり、確認が増えるのは当然のことだと思う。

何度も聞かれればイライラする気持ちもわかる。
けれど、伝え方って、とても大切だ。

怖くて、説明も充分ではない。
ある程度わかっている人にしか通じない説明。
だから、みんな私のところに聞きに来る。

本当は、教えてあげたい。
でも私は、チームの中で一番仕事を抱え、一番時間に追われていた。

手を止めれば、
「こっちを優先して」と周囲から責められる。

そんな毎日。

それでも今は、とてもホッとしている。

今日が終われば、
もう、この職場に行かなくていい。


夏に退職の意向を伝えて、気づけば冬になっていた。

忙しいのはわかるから、下を育てるか、新しい人を入れてほしい。
そう伝えて、様子を見ていた。

結局、新しい人が入ったのは退職日の、たった2週間前。

争いごとが嫌いで、「自分が我慢すればいい」と思いがちで、仕事が増えても黙々とこなしていた私が、本当に辞めるとは思っていなかったのかもしれない。


眠れない夜が続いた。
動悸がして、理不尽さに涙をこらえた日もあった。
プレッシャーで手が震えたこともある。

収入が途絶える不安。
夫に頼ることへの罪悪感。

葛藤がなかったわけじゃない。

40代。
次の仕事が見つかる保証なんて、どこにもない。

それでも、もう限界だった。


もっと頑張れたかもしれない。
後悔する日が来るかもしれない。

それでも今は、ここまで耐えてきた自分をぎゅっと抱きしめてあげたい。

お疲れさま、私。

少し休んで、心と体が元気になったら、また前を向けばいい。


今は朝の4時半。
いつもの起床時間。

考えごとが止まらず、眠れなかった。

楽しいことがあったか振り返っても、
「今日は大きなトラブルがなかった」それだけの日が、良い日だった。

実際に入ってみないとわからない職場環境。

違和感を感じた瞬間に見切りをつけるべきだったのか。
いつか環境が変わるかもしれない、自分が変われるかもしれないと耐えたことは、間違いだったのか。

今は、まだわからない。


今日が終わったら、しばらくは仕事のことを考えずに過ごしたい。

それでも、
「大丈夫かな」と不安が顔を出す予感もする。

割り切るって、

本当に難しい。

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