貧血持ちの私が鉄瓶を買った理由と、正直な使い心地|南部鉄器・白湯習慣の記録

鉄瓶の写真 日々のこと

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毎年、健康診断で引っかかる。鉄剤を処方されて飲む。少しでもサボると、また同じ結果が出る。

そんなループを何年も繰り返していた私が、ある日「鉄瓶を買おう」と決意しました。

きっかけは些細なことです。毎朝飲む白湯を、もっと丁寧に沸かしたい。貧血にも少し良いなら最高だな。そのくらいの動機でした。

あれから使い続けて、わかったことがあります。鉄分補給への期待は少し控えめに。でも、それでも手放せない理由があるという話です。

鉄瓶を買う前に知っておきたかったこと

「鉄分補給に鉄瓶」は本当?

鉄瓶を検索すると「鉄分補給ができる」という情報がたくさん出てきます。私もそれを信じて購入した一人です。

ただ、調べてみると少し違う事実がありました。

📌 POINT

鉄瓶で沸かしたお湯にも鉄分は溶け出します(南部鉄器協同組合「調理中に鉄鍋から溶出する鉄量の変化」今野暁子・及川桂子, 日本調理科学会誌, 2003年)。ただし鉄分を多く補給したいなら、鉄鍋で味噌汁や酢を使った料理をする方が効果的とされています。白湯を沸かすだけでは、鉄鍋調理に比べると溶出量は少なめです。

「それなら鉄瓶じゃなくて鉄鍋の方が良かったの?」と思うかもしれません。私もそう思いました。

でも、それを知ったうえで、今も鉄瓶を使い続けています。理由は後述します。

急須と鉄瓶は別物

ひとつ大事な注意点。見た目は似ていても、急須は内側にホーロー加工が施されているため鉄分は溶け出しません。購入の際は「鉄瓶」であることを確認してください。

私が使っている鉄瓶

一昨年、主人にお願いして、ふるさと納税の返礼品で手に入れました。選んだのは岩手県の老舗メーカー「及富(おいとみ)」の南部鉄器 鉄瓶 小あられ 0.5Lです。

丸みのあるコロンとしたフォルムで、あられ模様が全体に入っています。写真を見た瞬間「かわいい!」と思いました。実物も写真通り素敵です。

基本的に食器は使ったらすぐしまう私が、この鉄瓶だけはコンロの横に出しっぱなしにしています。正直に言うと、1kgあって少し重いのでしまうのも面倒というのもありますが(笑)、それ以上に出してあっても趣があって全然気にならないんです。むしろキッチンの雰囲気が上がる気がして。

選んでよかったポイント

  • IH対応(ガスもIHも使える)
  • 0.5Lで小さくて持ちやすいサイズ
  • 内側ホーロー加工なし(鉄分が溶け出す)
  • まるっとしたあられ模様が可愛い

実際に使ってみた感想

お湯がまろやかになる、は本当だった

使い始めてまず気づいたのが、お湯の口当たりの変化です。水道水のカルキっぽさが和らいで、なんとなく丸みのある味になります。「甘い」と感じるのは言いすぎかもしれないけれど、ただのお湯がちょっとだけ特別になる感覚。

毎朝、起き抜けに白湯を飲むのが日課の私には、これだけで十分な価値がありました。

お手入れのリアル

使用後は「空焚き1分」が習慣に

鉄瓶でいちばん気をつけることは、内側を乾かすこと。濡れたまま放置するとサビの原因になります。

私がやっているのはシンプルな方法で、使用後に中を空にして、コンロで1分ほど空焚きして水分を飛ばすだけ。

最初は少し面倒に感じましたが、今では朝の白湯タイムの締めくくりとして自然に体に染み込んでいます。

洗剤では洗わない

洗剤は使いません。お湯ですすぐ程度でOK。

使い込むうちに内側に「湯垢」がつき、これがサビを防ぐコーティングになります。鉄瓶を育てていく感覚、というのでしょうか。手のかかる子どものお世話に少し似ているな、と思ったりします。

お手入れまとめ

  • ✅ 使用後は中を空にしてコンロで1分空焚き
  • ✅ 洗剤は使わずお湯ですすぐのみ
  • ✅ 内側の湯垢は落とさずそのまま育てる

それでも使い続ける、私なりの理由

鉄分補給の効果は鉄鍋ほど高くない。それでも鉄瓶を使い続けているのは、白湯を沸かすという行為そのものが好きだからです。

ちなみに、私自身の貧血の数値については「鉄瓶のおかげで改善した」とはっきり言えません。鉄剤を処方されて飲み続けているので、鉄瓶単体の効果が数値に出るかどうかは正直わからない。それが本音です。

早起きして、静まり返ったキッチンで、コポコポとお湯が沸く音を聞きながら立っている時間。誰かのためでも、仕事のためでもない、自分だけのほんの数分間。

忙しい毎日の中で、「丁寧に暮らしている」と感じられる瞬間は意外と少ない。鉄瓶での白湯は、そのひとつになっています。

また、鉄剤のような副作用を気にせず、毎日の習慣にすっと組み込めるのも鉄瓶の良さだと思っています。劇的な効果は期待しすぎず、でも長く続けることで体に優しく関わっていく——そういうスタンスで付き合っています。

まとめ

  • ☑ 鉄瓶でのお湯はまろやかになる
  • ☑ 鉄分補給の効果は鉄鍋ほど高くないが、毎日の習慣として無理なく続けられる
  • ☑ お手入れは「空焚き1分・洗剤なし」で案外シンプル
  • ☑ 白湯を丁寧に沸かす時間が、自分を整える朝のルーティンになっている

「鉄分補給のため」に買ったけれど、今は「自分を労る時間のため」に使っている——それが正直なところです。

一生ものとして大切に使っていきたい、そう思えるアイテムに出会えました。

※本記事の情報は執筆時点のものです。鉄剤・サプリとの併用をお考えの方は、かかりつけ医にご相談ください。

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