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最近、図書館から久しぶりに借りて読み返した本があります。
『ナイフみたいにとがってら 反抗期男子観察日記』という、思春期男子の反抗期をテーマにしたコミックエッセイです。
この本、実は以前にも一度読んだことがあったんです。でも、そのときと今とでは、読後感がまったく違っていました。
📖 『ナイフみたいにとがってら』ってどんな本?
| タイトル | ナイフみたいにとがってら 反抗期男子観察日記 |
| 著者 | 月野まる |
| 出版社 | KADOKAWA |
| ジャンル | コミックエッセイ(全4巻) |
ドSな長男と天然な次男の日常を見守る母の視点で描かれたコミックエッセイです。
思春期男子特有の「トゲトゲしさ」や「不機嫌さ」、親にとっては戸惑うばかりの言動の数々が、ユーモアたっぷりに描かれています。
ちょっと疲れたときに軽く読みやすいのが、コミックエッセイの良いところ。こういう「クスッと笑えて、でもちゃんと共感できる」系の本は、隙間時間にパラパラめくれるのが嬉しいんですよね。
最初に読んだのは、図書館で借りた本だった
この本を最初に読んだのは、長男がまだ幼稚園か小学校低学年の頃です。できることも増えてきて、でもまだまだ幼くて、可愛い盛りの時期。
図書館で見かけて、「将来の参考になるかな」という気持ちと、「なんか面白そう」という軽い気持ちで手に取りました。うちは兄妹なので、男の子の反抗期がどういうものか、ちょっと知っておきたかったのもあります。
当時は「ふーん、こんな風になるかもしれないんだ……」と、どこか他人事のように読んでいました。「大変そうだなぁ」という感想が先に立っていたと思います。
💦 今読んだら、「うんうん」が増えていた
でも今、長男は中学2年生。
うちでよく衝突するのが、ゲームやタブレットのスクリーンタイム問題です。ゲームをしているときは話しかけても上の空で、全然話を聞いていない。それがじわじわとイライラを積み重ねていきます。
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喧嘩したまま朝を迎えると、長男は「行ってきます」も言わずに家を出ていきます。
どんなに怒っていても、「行ってらっしゃい」だけは言うようにしています
何で読んだのか、何で聞いたのか、はっきり覚えていないんですが——「もしかしたら(考えたくないけど)会えるのがこれが最後だとしたら、最後の思い出が『行ってらっしゃい』を言えなかった、という後悔でいいですか?」というような問いかけをずっと忘れられなくて。お母さんの最後の思い出は、笑顔がいいな、と。
だから、どんなに怒っていても、笑顔で元気に見送ることにしています。
そんな日々を過ごす今、この本を読み返したら、以前よりずっと「うんうん」と頷くことが増えていました。
散らかった部屋の描写や、くだらない(でも本人にとっては重大な)喧嘩の場面に、「我が家の話かな?」と共感することが多くて、思わずクスッとしてしまう場面もたくさん。
作者のお母さんの気持ちが、以前よりもリアルに伝わってくるんです。
4巻の「何気ない日常をありがとう」で目頭が熱くなった
そして、4巻の巻末に収録されている「何気ない日常をありがとう」というエピソードに、グッときました。
子どもたちが大きくなって家を出て、誰もいない家に帰る寂しさが描かれていて——
💡 「誰かがいることって、当たり前じゃないんだな」
この言葉に、目頭が熱くなりました。毎日の「うるさい」「ゲームやめなさい」「返事して!」の日々も、いつかはなくなっていくんですよね。思春期の真っ只中にいると忘れてしまいがちだけど、この喧騒も、当たり前じゃない。
結局、最後はやっぱり「我が子は可愛いな」に行き着くんですよね。どんなにトゲトゲしていても、やっぱり可愛い。その感覚が、今のわたしにはすごくよくわかる。

思春期も、いつか愛しい思い出になるのかも
この本を読んで思ったのは、今は大変でも、過ぎ去ってみると思春期も可愛くて、懐かしい愛しい思い出になっていくんだろうな、ということ。
真っ只中にいるときは大変だし、イライラすることもある。でも、そんな時期も含めて、いつか「あの頃はこうだったよね」と笑って振り返れる日が来るんだと思います。
だからこそ、今の一瞬を大切に噛み締めていきたい。
そんなことを思えた作品でした。
こんな人におすすめ
- 思春期男子を育てている、またはこれから迎える予定の親
- 反抗期ってどんなもの?と気になっている人
- クスッと笑えて、でも共感できる育児エッセイが好きな人
- ちょっと疲れたときに、軽く読める本を探している人
コミックエッセイなので気軽に読めますし、「あるある」と共感できるエピソードがたくさん詰まっています。
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📝 この記事のまとめ
- 『ナイフみたいにとがってら 反抗期男子観察日記』(著:月野まる/KADOKAWA)は、思春期男子の反抗期をユーモアたっぷりに描いたコミックエッセイ(全4巻)
- 最初は他人事だったのに、中2男子のいる今読み返したら共感が止まらなかった
- 4巻の「誰かがいることって当たり前じゃないんだな」という言葉に目頭が熱くなった
- 思春期も、過ぎ去ってみると愛しい思い出になるんだと感じられた一冊
※この記事は個人の読書感想です。


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