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ニュースで「第3号被保険者の見直し」という言葉を見るたびに、正直ドキッとします。
去年まで会社員として働いていたわたしが、今は専業主婦。働く側も、扶養に入る側も、両方を経験しているからこそ、この問題は他人事とは思えません。
「廃止になったらどうなるんだろう」「今の生活はどう変わる?」…気になっている方も多いと思うので、わたしなりに調べて、正直な気持ちを書いてみます。
そもそも第3号被保険者って何?
国民年金には、3種類の加入区分があります。
| 種別 | 対象 | 保険料の扱い |
|---|---|---|
| 第1号 | 自営業・学生・フリーランスなど | 自分で支払う(月17,510円・2025年度) |
| 第2号 | 会社員・公務員 | 給与から天引き |
| 第3号 | 第2号に扶養される配偶者(主に専業主婦・主夫) | 支払い不要 |
第3号被保険者は、配偶者が会社員や公務員であれば、自分では保険料を払わなくても国民年金に加入できる制度です。
現在の対象者は約641万人(減少傾向が続いており、ピーク時のおよそ半分)。そのほとんどが女性です。(出典:厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」)
🔍 廃止になるの?2026年時点での状況
「廃止」の話がよく出ていますが、2025年に成立した年金改正法では、制度そのものの廃止は見送りになりました。
ただし「廃止しない=何も変わらない」ではありません。
2026年10月からは、企業の規模を問わず、週20時間以上・月収8.8万円以上で働くパートタイム労働者は社会保険への加入が必要になります。働き方によっては、第3号の対象から外れるケースが増えていきます。
制度は残りつつも、実質的に対象が縮小していく方向に進んでいるイメージです。
働いていたころ、「専業主婦いいな」と思っていた
会社員だったころ、第3号の制度について深く考えたことはあまりありませんでした。「ずるい!」というよりも、単純に「専業主婦っていいなあ」と思っていたくらいです。
ただ、いざ自分がその立場になると、想像とはずいぶん違っていました。
仕事を辞めたのは、家庭と仕事の両立に疲れ果てて、心身ともに限界を感じたからです。決して「ゆっくりしたい」「楽になりたい」という前向きな気持ちからではありませんでした。
それでも、仕事を辞めた直後から「社会の一員ではなくなってしまった」という申し訳なさと、恐怖がずっとありました。今も正直、あります。
第3号の制度に「助かっている」と感じながらも、「本当に自分がこの制度に守られていていいのだろうか」と、複雑な気持ちを抱えています。

😌 専業主婦になってみてわかったこと
扶養に入って、第3号被保険者になってみると、正直すごく助かっています。
もし廃止になったら、月17,510円(2025年度の国民年金保険料・日本年金機構)が毎月の出費に加わります。年間にすると約21万円。これはかなり家計に響きます。
でも同時に、こうも思います。今は共働き世帯が全体の約72%(労働政策研究・研修機構「労働力調査」)。働いている人が多数派の時代に、働かない選択をしている人だけが保険料を免除されるのは、制度として見直すべき面もあるのかな、と。
複雑な気持ちです。
見直しにも、一定の論理はあると思う
一方で、こうも考えます。
わたし自身、今はまだ本格的には仕事を探していませんが、いずれ働くことを考えたとき、子どもの部活や習い事の送迎があるのでフルタイムは正直難しいと思っています。家計的には働かなければいけないので、できれば扶養内で働けたらと思っていました。でも第3号の見直しで、その前提自体が覆りそうで…。同じように考えている主婦の方も、きっと少なくないはずです。
もし「働き損になるライン」がなくなったら、もっと自由に、自分のペースで働ける人が増えるかもしれません。働く人が増えれば保険料を納める人も増えて、税源の確保にもつながる。制度を見直したい政府側の考えも、全否定はできないな、と感じています。
でも、どうしても働けない人のことを考えると
一方で、世の中には「働きたくても働けない」事情を抱えた人もたくさんいます。
小さな子どもがいる、親の介護をしている、パートナーの転勤で仕事を辞めざるを得なかった…。そういう事情でたまたま専業主婦・主夫になっている人まで一律に「保険料を払うべきだ」と言えるのか、と考えると、簡単には割り切れません。
制度の見直しをするなら、そういった事情を抱えた人への配慮も合わせて考えてほしいな、と思います。
💬 わたしの正直な本音
正直に言うと、不安です。第3号の制度は、今のわたしには本当に助かっています。
ただ、財政が厳しい中でどこかから財源を捻出しなければならないのは理解できるし、時代が変わったなかで制度を見直すこと自体は仕方ないのかな、という気持ちもあります。
でも、今わたしがもっと気になっているのは、ナフサ不足の問題です。
ナフサとは、プラスチックや合成繊維、日用品の容器など、身の回りのものを作るのに欠かせない石油由来の原料です。政府は「半年以上分の供給は確保できている」と発表していますが(経済産業省、2026年4月)、SNSを見ていると現場からの声はまったく違います。「在庫が切れている」「入荷未定」「生産が止まりそう」…そんな声が次々と流れてきます。
実際、国内のエチレン製造設備12基のうち、4月時点では6基が減産状態にあると報じられています(各種報道)。政府の「確保できている」という発表と、製造現場の実態に大きなズレがあるのでは、と感じてしまいます。
第3号の年金問題も大事。でも、今すぐわたしたちの日常生活に直結するかもしれないこちらの問題にも、政府にはもっと正直に、しっかり向き合ってほしいと思っています。
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📝 まとめ
- 第3号被保険者は、会社員の配偶者が保険料なしで国民年金に加入できる制度
- 2025年の年金改正法では廃止は見送り。ただし2026年10月から社会保険適用が拡大され、実質的に対象は縮小へ
- 廃止になれば月17,510円の負担増(2025年度・日本年金機構)
- 「ずるい」というより「複雑」な気持ちが正直なところ
- 子育て・介護で働けない人への配慮も必要
今の自分にできることは何かを見極めながら、自分や家族が心地よく生活を送れるよう考えていく日々です。
制度の詳細や個人への影響については、年金事務所や社会保険労務士にご相談ください。


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