ライフプランを試算してみたら、老後より今の方がきつかった話

ライフプランのイメージ画像 お金と暮らし

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退職して時間ができて、ずっと後回しにしていたことをやってみました。

「ちゃんとライフプランを考える」こと。

共働きのときは忙しさを言い訳に、老後のことをざっくりとしか考えてこなかったんです。でも専業主婦になって、収入が夫一本になって、急に不安が現実感を持って迫ってきました。

試算してみたら、想像と違う現実が見えてきました。同じような不安を持っている方に、参考になればうれしいです。

📋 この記事でわかること

  • 地方在住・子ども2人の教育費の総額(一人暮らし費用込み)
  • ねんきん定期便の正しい読み方と夫婦の年金見込み額
  • 老後より今から10年が山場だとわかった理由
  • 一馬力家庭が今すぐできること

⚠️ この記事の試算について

この試算は2026年時点の概算です。以下を前提にしており、実際の状況により大きく異なります。
・夫が健康で定年(65歳)まで働き続けること
・現在の年金制度・税制が大きく変わらないこと
物価上昇(インフレ)は考慮していません
「今この瞬間の目安」として読んでいただければ幸いです。

わが家の状況

まずわが家のざっくりした状況をお伝えします。

家族構成40代・専業主婦、夫(会社員)、息子(中学生)、娘(小学生・2歳差)
居住地地方在住(大学進学=一人暮らしがほぼ必須)
収入夫の給与のみ(一馬力)。毎月の収支はボーナス頼み
わたしの職歴約20年フルタイム勤務→2025年末退職
住宅住宅ローンあり(2016年から30年ローン)

共働き前提で組んだ家計が、わたしの退職で一馬力になりました。この状況でライフプランを試算すると、どうなるのか。正直に書いていきます。

教育費を試算してみた

最初に頭を悩ませたのが教育費です。2人とも大学まで行かせたいと思っていますが、地方在住ならではの問題があります。

📌 地方の教育費は「一人暮らし費用」が想定外に大きい

地方在住の場合、大学進学=ほぼ一人暮らし確定。学費だけでなく、家賃・食費・生活費が丸ごと追加されます。全国大学生活協同組合連合会の調査では、下宿生の月平均支出は約13.2万円。4年間で約634万円になります。

🧑 息子(高校:公立 大学:私立)の試算

項目金額
高校3年間(公立)約154万円
大学学費(私立・文系)約400〜450万円
大学学費(私立・理系)約530〜560万円
一人暮らし費用(4年間)約634万円
合計(文系)約1,045万円
合計(理系)約1,176万円

👧 娘(高校:公立 大学:国立希望・私立も想定)の試算

娘は勉強が好きなので国立大学を希望しています。ただ現実的には私立になる可能性もあるため、両方で試算しました。

項目国立の場合私立文系の場合
高校3年間(公立)約154万円約154万円
大学学費約243万円約400〜450万円
一人暮らし費用(4年間)約634万円約634万円
合計約877万円約1,045万円

※娘が留学する場合はさらに+200〜500万円。国立か私立かだけで約200〜300万円の差が出ます。「国立に入ってくれたら…」という親の願いは、家計的にもとても切実です。

2人合わせた教育費の総額

息子(私立)+娘(国立

約1,922〜2,053万円

息子(私立)+娘(私立

約2,090〜2,221万円

※高校の費用は文部科学省「子供の学習費調査(令和3年度)」、大学の費用は文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査」および国立大学標準額をもとに試算。

老夫婦の後ろ姿の画像

老後資金を試算してみた

次に老後です。「年金っていくらもらえるんだろう?」と思い、届いていたねんきん定期便をちゃんと開けてみました。

今まで届いても封も開けずにいました。見てみたら、思っていたより少なくて正直ざわっとしました。でも、よく読んでみると「今やめた場合の金額」だとわかって。これから積み上がっていくことを知って、少し落ち着きました。

年金の種類、ちゃんと理解できていなかった

種類対象保険料
第1号自営業・無職など自分で納付(月約16,980円)
第2号会社員・公務員給与から天引き
第3号第2号に扶養される配偶者負担なし

⚠️ 退職したら第3号の手続きをすぐに!

会社を辞めて夫の扶養に入る場合、夫の会社の総務窓口で手続きが必要です。手続きが遅れると、その間は自分で国民年金保険料(月約16,980円)を払う必要があります。わたしは退職後すぐに手続きしました。

夫婦の年金見込み額

ねんきん定期便は「今時点での積み上げ額」を示しています。65歳まで加入期間が続くと、最終的な受取額は増えていきます。

65歳時点の年金見込み(夫婦合計)

月17〜18万円

わたし

月8〜9万円

合計

月25〜27万円

💡 意外な発見:老後は年金でなんとかなりそう

老後の生活費を月30万円と仮定すると、年金だけで月3〜5万円の不足。退職金+貯蓄型保険の満期でほぼ補えます。実は老後より、もっと近い未来の方が問題でした。

本当の山場はここだった

試算して一番驚いたのは、老後より今から10年の方がきついという現実でした。

「老後が不安」と思っていたけど、試算してみたら老後より2〜10年後の方がよっぽどきつかった。知らないままでいた方が気が楽だったかも……とは思わなかった。知れてよかったです。

わが家の今後のタイムラインを整理するとこうなります。

時期 できごと わたしの年齢
2030年🎓 息子、大学入学50歳
2032〜2034年2人同時に大学生(最大の山場)52〜54歳
2034年息子卒業54歳
2036年娘卒業(留学あれば〜2038年)56歳
2040年✅ 貯蓄型保険 満期60歳
2046年✅ 夫定年・住宅ローン完済65歳

⚡ 2032〜2034年が最大の山場

  • 2人が同時に大学生→年間教育費だけで200〜300万円以上
  • 毎月の収支はボーナス頼みの状態が続く
  • 住宅ローンはまだ20年近く残っている

だから今できること

不安になりたくて試算したわけではありません。「今から動けることを知りたい」から試算しました。

1

NISAはやめない

毎月の収支が厳しくても、積立はできる限り続けます。教育費が本格化する2030年までの数年間が特に大事。たとえ少額でも、やめないことを最優先にしています。(固定費の見直しはこちら

2

ねんきん定期便を夫婦で確認する

封を開けたことがない方、ぜひ開けてみてください。「第何号か」「いくら積み上がっているか」を把握するだけで老後の解像度がぐっと上がります。退職・転職のタイミングでは第3号の手続き忘れに注意です。

3

家計の固定費を見直す

収入が一本になったからこそ、保険・通信費・サブスクなど「なんとなく払い続けているもの」の見直しが重要です。(家計簿の始め方はこちら

4

FPへの相談を検討する

ひとりで試算しましたが、「本当にこれで合っているか」「もっといい方法はないか」はプロに聞くのが一番確実です。無料で相談できるサービスもあります。

5

わたしの収入を増やす

試算してみて改めて痛感したのが、妻の収入があるかどうかで未来が大きく変わるということ。月10万円でも収入があれば、年間120万円。10年で1,200万円の差になります。「いつか働こう」ではなく、タイミングを決めて動くことが大事だと、数字を見て改めて思いました。

📝 この記事のまとめ

  • 地方の教育費は一人暮らし費用込みで2人合計約1,700〜2,200万円(国立か私立かで変わる)
  • ねんきん定期便は「今やめた場合」の金額。65歳まで積み上がると意外ともらえる
  • 夫婦の年金+退職金で老後の収支はなんとかなりそう
  • 本当の山場は老後ではなく、教育費が重なる2030〜2036年
  • NISAの継続・ねんきん定期便の確認・FP相談が今すぐできること

数字にするのが怖かったけど、やってみてよかったです。「知らない不安」より「知った上での不安」の方が、ずっと動きやすい。そう思えるようになりました。

出典:文部科学省「子供の学習費調査(令和3年度)」/文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査」/全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査(2024年度)」

家族4人自宅で幸せそうに過ごす様子のイメージ画像

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