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結婚したら保険に入るのが当然だと思っていた
結婚したとき、保険に入るのは当然のことだと思っていました。
共働きだったし、「高いな……」と感じながらも、備えがあれば安心だと思っていて。保険は入れば入るほど守られている気がしていたんですよね。だから夫婦それぞれで医療保険とがん保険に入って、夫の名義で収入保障保険と貯蓄型の終身保険も契約しました。保険料は全部年払いで、ボーナスのときに払い続けていました。
でも、その考えをまるごとひっくり返す出来事が起きました。
入院したのに、手術代が出なかった
脇の下にしこりができました。
3つの病院で検査をしましたが、原因はわかりませんでした。「おそらく悪性ではない」と言われたものの、はっきりしないまま生活し続けるのがつらくて、除去と検査のために手術を受けることにしました。
入院は5日間。退院後も術後の痛みですぐには出社できなくて、家事もままならず、お惣菜や外食にずいぶん頼りました。「こういうときのための保険だよな」と思っていました。
でも、届いた通知は「支払い非該当」でした。
ほんとうにショックでした。
実は、通知が届く前から嫌な予感があって、自分で約款を調べていたんです。「もしかして……」と不安になりながら保険会社に電話してみたら、やっぱり「手術の内容が保障の対象外」とのことでした。
医療保険に入るとき、手術によって対象外になるケースがあるなんて、考えてもみませんでした。15年以上、毎年きちんと保険料を払い続けてきたのに。
高額療養費制度の存在を改めて調べた
悔しいやら、なんだか騙されたような気持ちやら、いろんな感情が混ざりながら、改めて医療保険について調べてみました。
「ある程度貯金があるなら、医療保険ってそこまで必要じゃないかもしれない」——そう思いはじめました。
そこで出てきたのが、高額療養費制度です。1か月の医療費が一定額を超えた場合、超えた分を国が補填してくれる制度で、一般的な会社員であれば1か月の自己負担が8〜9万円以内に収まるケースが多いそうです。(出典:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」)
差額ベッド代や食事代は対象外ですが、「ある程度の貯金があれば、入院で家計が崩壊するリスクって思っていたより低いんじゃないか」と感じました。
夫を説得するまで
「保険を解約したい」と夫に言ったら、最初は反対されました。
これまでも何度か話し合ってきたんですが、「見直した方がいいかも」と感じながら踏み切れない私と、「保障はあった方がいい、子どももいるし」という夫で、ずっと平行線でした。私自身も知識が足りなくて、自信を持って説得できませんでした。
でも今回は違いました。保険が下りなかったという「事実」があったから。
「手術が対象になるかもわからない保険を払い続けるのはおかしいし、高額療養費制度もある。うちの貯金でいざとなればカバーできる」
そう話したら、今回は夫も納得してくれました。こうして夫婦それぞれのがん保険と医療保険を解約しました。
今残っている2つの保険
今わが家に残っているのは、夫名義の保険が2つです。
① 収入保障保険(T&Dフィナンシャル生命)
夫に万が一のことがあった場合、65歳まで毎月12万円が支払われる保険です。一馬力で子ども2人(小6・中2)を育てているわが家には、正直これがなかったら怖いと思っています。特定疾病保険払込免除ワイド特約付きで、特定の病気になった場合は以降の保険料が免除されます。年払い保険料:45,144円。
住宅ローンは団信に加入していますので、夫に何かあってもローンはカバーされます。
② 積立利率変動型終身保険(三井住友海上あいおい生命)
死亡・高度障害時に1,200万円が支払われる終身保険です。夫が28歳のときに契約して、今年で18年目になります。払込完了は60歳で、あと14年。年払い保険料:221,652円。
この終身保険をどうするかが、今うちの一番のモヤモヤになっています。
貯蓄型終身保険の「本当のリターン」を計算してみた
じゃあこの終身保険、実際どのくらい「お得」なんだろうと思って、数字をちゃんと確認してみました。
60歳の払込完了まで払い続けた場合の解約返戻金は878万円。28歳から60歳までの32年間で払い込む保険料の合計は——
221,652円 × 32年 = 7,092,864円(約710万円)
約710万円払い込んで、受け取れるのが878万円。差額はわずか168万円。32年かけて増えるのがそれだけです。
しかもこの保険には「低解約返戻期間」というちょっと厄介な仕組みがあります。払込期間中は解約返戻金が通常の70%に抑えられるため、途中で解約すると大きく損をしてしまいます。
証券には解約返戻金の推移が記載されていて(低解約返戻期間中の金額):
| 経過年数 | 解約返戻金 |
|---|---|
| 10年目 | 1,617,066円(約162万円) |
| 20年目 | 3,497,291円(約350万円) |
| 32年目(払込完了直前) | 6,138,417円(約614万円) |
| 払込完了翌日 | 8,780,400円(約878万円) |
現在は18年目。18年間の払込総額は約399万円(221,652円 × 18年)。証券には18年目の記載がなかったので保険会社に問い合わせてみたところ、今解約した場合の返戻金は307万3,319円だとわかりました。399万円払って、戻ってくるのが307万円。今解約したら約92万円の損になります。
払込完了まであと14年待てば878万円になります。でもその14年間にさらに払い続ける保険料が約310万円(221,652円 × 14年)。
そこで気になってきたのが——「同じお金をNISAに投資していたら、どうなっていたんだろう?」という問いでした。
投資は怖い、と思っていた頃の話
少し前の私は、投資なんて自分には関係ない世界の話だと思っていました。
新NISAが始まるまで制度を調べたこともなかったし、お金のことを真剣に考えようとするたびに「難しそう」「怖い」で思考が止まっていました。でも、お金の知識がないことへの漠然とした不安が、あるときを境に「このままじゃまずい」という気持ちに変わりました。お金系のYouTubeを見漁り、図書館で本を借りて読んでみました。そこではじめて新NISAを知って、インデックス投資にたどり着きました。
私が選んだのはオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式・オール・カントリー)。世界中の株式に分散されていて、一番心穏やかに積み立てを続けていけそうだと思ったからです。
投資をはじめてから、ふと気づきました。毎年22万円を保険料として払い続けることと、同じお金を運用に回すこと——どちらが合理的なんだろうって。
同じお金をNISAで運用したら?——試算してみた
オルカンの過去平均リターンは20年平均で年約6.4%、直近15年では年7〜8%程度とされています(各種金融メディアのデータより)。もちろん過去の実績が未来を保証するわけではありませんが、ひとつの参考として試算してみました。
【シナリオ:今解約してNISAに投資した場合(14年後の試算)】
| 想定利回り | 14年後の試算額 |
|---|---|
| 年5%(保守的な想定) | 約1,043万円 |
| 年7%(過去実績の下限ライン) | 約1,292万円 |
一方、保険を60歳まで払い続けて解約した場合:878万円。
「もし28歳で保険を契約したとき、同じお金をNISAに回していたら?」という仮定の試算も出してみました。
| 想定利回り | 32年後の試算額 |
|---|---|
| 年5% | 約1,672万円 |
| 年7% | 約2,443万円 |
保険の受取額(878万円)との差は、最大で1,500万円以上。
もちろんこれは「過去の実績が続いた場合」の仮定ですし、投資には元本割れのリスクもあります。でも「32年で168万円しか増えない確実な積み立て」と「変動はあるけど資産が大きく育つ可能性のある運用」を比べたとき、真剣に向き合わずにはいられなくなりました。
インフレと「1,200万円の価値」の変化
もうひとつ気になっているのが、インフレのことです。夫が28歳のときの「1,200万円」と今の「1,200万円」では、実質的な価値が違います。物価が上がり続ける中で、固定された金額の保証はインフレに対応できません。「1,200万円もらえる」という安心感の裏に、そういう側面もあるんですよね。
それでも迷う、一馬力という現実
数字だけ見ればNISAの方が有利だと感じます。でも保険には、投資にはない機能があります。万が一のときの死亡保障1,200万円というセーフティネットです。
NISAはあくまで「積み立てた分が育つ可能性がある」もの。14年の間に万が一があったとき、資産がまだ育ち切っていなければ——小6と中2の子どもたちを抱えた家計は大きく揺らいでしまいます。
収入保障保険(月12万・65歳まで)と団信でローンはカバーできますので、最低限の備えはあります。でも教育費のような「まとまったお金」が必要なシーンを考えると……。今のわが家は夫の一馬力。それが、この判断を単純にできなくしている理由です。
今の気持ち——迷いの整理
✅ 解約してNISAに乗り換えたい理由
- インフレで1,200万円の実質価値は目減りしていく
- 32年で168万円しか増えない保険 vs 数倍になる可能性のある運用
- 収入保障(月12万)と団信があるから最低限の備えはある
⚠️ それでも迷っている理由
- 14年待てば878万円が保証(投資リスクがない)
- 一馬力の今は1,200万円の死亡保障に安心感がある
- NISAは元本保証がなく14年後の資産は不確実
おわりに
目まぐるしく変わっていく世界で、取り残されないように必死に生きています。
何が正解で何を選ぶべきか、正直わからないことだらけで。
でも悩みながらも、家族が、そして自分も幸せでいられるように選んでいきたいと思っています。迷いながらも、一緒に進んでいきましょう。
「保険、このままでいいのかな」と感じている方、ぜひコメントで教えてください。
📝 この記事のまとめ
- 15年以上かけた医療保険が、手術内容の対象外で保険金が下りなかった
- 高額療養費制度と貯金でカバーできると判断し、がん保険・医療保険を解約
- 残った貯蓄型終身保険:32年払い込んで878万円(払込総額約710万円との差は168万円)
- 同じ金額をNISAで運用した場合の試算:14年後で約1,043〜1,292万円(年利5〜7%想定)
- 一馬力・子ども2人の家庭として、万が一の保障とのバランスをどうとるか——まだ迷い中


