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はじめに
「お母さん、来年から子どもNISA始められるんだよね!楽しみ〜!」
小6の娘がキラキラした目で言ってきました。わたしがよくお金や節約系のYouTubeを見たり、本を読んだりしているので、娘も「NISA」や「オルカン」という言葉は耳にしていたようです。
一方、中2の息子は「投資?よくわかんない。それより今月中にガンプラ買いたいんだけど…」とのこと。
子どもの頃から欲しいものを我慢させるのも違う気がするし、でもお金のことはちゃんと理解してほしい。そこで、2027年から始まる予定の「こどもNISA」を前に、娘と息子と一緒に、オルカンについてきちんと学ぶことにしました。
わたし自身も毎月積立投資をしていますが、改めて基礎から整理してみたいと思います。
この記事はこんな人におすすめ
- 子どもに投資を教えたい親御さん
- オルカンって聞いたことあるけどよくわからない人
- こどもNISAの準備を始めたい人
オルカンって何?まずは名前の意味から

確かに(笑)。でも違うんです。
オルカンの正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託です。「オール・カントリー」を略して「オルカン」なんですね。
英語で言うと「All Country(全部の国)」。つまり、世界中の国の会社の株をまとめて買える商品なんです。
オルカンが投資している国はどこ?
オルカンは、世界47ヵ国の約3,000社の株式に投資しています(三菱UFJアセットマネジメント資料より)。
| 国 | 比率(目安) |
|---|---|
| アメリカ | 約65% |
| 日本 | 約6% |
| イギリス | 約4% |
| 中国 | 約3% |
| フランス | 約3% |
| その他の国々 | 約19% |

そう!アメリカには、AppleやAmazon、Microsoftなど、世界中で使われている会社がたくさんあるからなんです。でも、日本やヨーロッパ、新興国の会社にも投資しているので、世界全体に分散して投資できるのがオルカンの特徴です。
🌍 なぜオルカンが人気なの?3つの理由
理由1:世界中に分散投資できる

その通り!すごくいいポイントです。
例えば、A社だけに全財産を投資していて、A社が倒産したら投資したお金はゼロになってしまいます。
でも、オルカンなら世界中の約3,000社に分散して投資しているので、1つや2つの会社が調子悪くなっても、全体への影響は小さくなります。
💡「卵は1つのかごに盛るな」という投資の格言があります。
卵を1つのかごに全部入れていたら、かごを落としたときに全部割れちゃうけど、複数のかごに分けておけば被害は少ない、という意味です。
理由2:手数料(信託報酬)が安い
オルカンの手数料(信託報酬)は年間0.05775%です(2025年12月末時点、三菱UFJアセットマネジメント資料より)。
例えば、120万円をオルカンに投資した場合、1年間の手数料はたったの約693円です(三菱UFJアセットマネジメント資料より)。
1日あたりにすると約2円!ほぼ気にならない金額ですね。
理由3:たくさんの人に選ばれている
2025年12月末時点で、オルカンを持っている人(主要ネット証券5社の保有者)は567万人もいます。2024年12月末から1年間で94万人も増えたそうです(三菱UFJアセットマネジメント資料より)。

そうなんです。個人投資家が自分で選んで投票する「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year 2025」で、インデックス部門・総合部門ともに1位を受賞。7年連続での受賞です(三菱UFJアセットマネジメント資料より)。

オルカンのリスクって何?良いことばかりじゃない?
ここまで聞くと、「オルカンって最高じゃん!」と思うかもしれません。
でも、投資には必ずリスクがあります。これをきちんと理解しておくことが大切です。
リスク1:価格が上がったり下がったりする
株の値段は毎日変わります。オルカンも同じで、買った時より値段が下がることもあります。
例えば、10万円で買ったオルカンが、翌年には9万円になっていることもあります。このとき、売ってしまうと1万円の損になります。

その気持ちはよくわかる。でも、ここが大事なポイントなんです。
リスク2:すぐには儲からない(短期で売買するものじゃない)
株の値段は短い期間で見ると、上がったり下がったりを繰り返します。
でも、長い期間(15年以上)で見ると、プラスになることが多いんです。
実際、世界株式に1987年12月末から投資した場合、15年間以上保有していれば、どのタイミングで投資を始めてもマイナスにならなかったというデータがあります(野村アセットマネジメント「長期投資の『長期』とは何年?」より)。
💡 なぜ「長期投資」が大切なの?

いい質問!理由は主に2つあります。
理由1:世界経済は長い目で見ると成長している
世界中の会社は、毎日新しい商品を作ったり、サービスを改善したりして成長しようと頑張っています。
1年や2年で見ると、不景気になることもあるけど、20年、30年という長い目で見ると、世界経済は成長し続けているんです。
理由2:「複利効果」が働く
複利効果とは、「利益が利益を生む」仕組みのことです。
| 単利 | 複利 | |
|---|---|---|
| 元本 | 100万円 | 100万円 |
| 30年後の利益 | 60万円(毎年2万円×30年) | 約81万円 |
| 30年後の合計 | 160万円 | 約181万円 |
複利効果で約21万円も多く増えます(東海東京証券資料より)!


リスクとリターンってどういう関係?
投資の世界では、「リスク」と「リターン」はセットです。
リスク:価格がどのくらい上下するか(変動の大きさ)
リターン:どのくらい利益が出るか
大事なルール:リスクが高いほど、リターンも大きくなる可能性がある
3つの投資先を比べてみよう
| リスク | リターン | 向いている人 | |
|---|---|---|---|
| 預金 | 小 | 小(ほぼ増えない) | 元本を守りたい人 |
| 債券 | 中 | 小〜中 | バランスを重視したい人 |
| 株式(オルカン) | 大 | 大(可能性) | 長期保有できる人 |

そうじゃないんです。リスクは「危険」じゃなくて「変動の大きさ」という意味なんです。
短い期間だと上下が激しいけど、長く持てば持つほど、その変動は小さくなって、プラスになる可能性が高くなるんです。
🏦 こどもNISAって何?2027年から始まるよ!

そう来ると思った!説明するね。
2027年から「こどもNISA」という制度が始まる予定です(楽天証券資料より)。
こどもNISAの主な内容(予定)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 0歳〜17歳 |
| 年間投資額 | 60万円まで |
| 非課税保有限度額 | 600万円(累計) |
| 引き出し | 12歳以降、子どもの同意のもとで可能 |
| 18歳以降 | 通常NISAのつみたて投資枠に自動移行 |
| 対象商品 | つみたて投資枠に準じた投資信託(オルカンも含まれる予定) |
これまでのジュニアNISAとの違い
| ジュニアNISA(終了) | こどもNISA(予定) | |
|---|---|---|
| 引き出し | 18歳まで原則不可 | 12歳以降、子どもの同意でOK |
| 制度期間 | 2023年で終了 | 恒久的な制度(予定) |
| 18歳以降 | 手続きが必要 | 通常NISAに自動移行 |


実際に始めるには?準備すること
証券会社を選ぶ
楽天証券、SBI証券などで未成年口座を開設します。2027年のこどもNISA開始に向けて、今から準備しておくのがおすすめです。
投資する商品を選ぶ
こどもNISAで選べるのは「つみたて投資枠に準じた投資信託」です。オルカンもこれに含まれる見込みです。
積立額を決める
毎月いくら積み立てるか決めます。無理のない金額から始めましょう。
我が家の場合:お年玉から一部を投資に回したい
我が家では、これまでお年玉は全額貯金してきました。
実は以前、息子に「お年玉は僕のものでしょ?」と言われて、ハッとしたことがあります。親が一方的に「貯金しておくね」と決めていたんですよね。それから家族で話し合って、お年玉のルールを見直しました。
▶ 関連記事:お年玉で息子と揉めた話はこちら
今回、2027年からこどもNISAが始まることをきっかけに、お年玉の一部を投資に回してみようと考えています。普通預金に置いておくだけより、将来そのまま子どもに引き継げる形にしたいんです。
娘は「私、お小遣いを貯めてるから1万円はNISAのためによけておく!」と前向き。でも息子は「俺は今ガンプラが欲しい…」と現金派。
子どもの頃から欲しいものを我慢させるのも違う気がするので、無理強いはせず、一緒に相談しながら決めていこうと思っています。
例:月5,000円の積み立て(参考)
- 年間:6万円
- 10年間:60万円(元本)→ 運用次第で増える可能性
親子で話そう!投資を始める前に確認すること
娘との会話









息子との会話







まとめ:納得して始めることが一番大事
オルカンは、世界中に分散投資できる優れた投資信託ですが、万能ではありません。
📝 大切なポイント
- オルカン=世界約3,000社の株式に投資(世界47ヵ国)
- リスクとリターンはセット(価格は変動する)
- 長期投資が前提(15年以上がおすすめ)
- 複利効果で雪だるま式に増える可能性
- 2027年からこどもNISAが始まる予定(年間60万円・累計600万円)
- こどもNISAは18歳になると通常NISAに自動移行

それが正しい反応だと思う。娘は前向きだけど、息子は「今」が大事。それでいいと思っています。
投資は「絶対儲かる」ものじゃないし、やりたいことを我慢してまでやるものでもない。だからこそ、きちんと理解して、自分で納得した上で始めることが大切なんだと、子どもたちには伝えたいです。

うん、それでいいよ。焦らなくていいからね。
おわりに
この記事を書きながら、わたし自身も改めて「なぜオルカンに投資しているのか」を整理することができました。
娘は乗り気、息子は目先のガンプラが大事。それぞれ違っていいと思っています。
子どもたちには、お金の勉強を通じて、自分で考えて判断する力をつけてほしい。でも、子どもの頃にしかできない経験や、欲しいものを買うワクワクも大切にしてほしい。
今まではお年玉を全額貯金してきましたが、今年からは一部を投資に回してみようと考えています。子どもNISAなら、将来そのまま子どもに引き継げますし、お金の教育にもつながるかなと。
2027年の「こどもNISA」開始まで、まだ時間があります。それまでに親子でじっくり話し合って、無理なく、納得の上でスタートできたらいいなと思います。
▶ 関連記事:お年玉で息子と揉めた話はこちら
参考資料
- 三菱UFJアセットマネジメント「数字でみる!オルカン徹底解剖」
- 野村アセットマネジメント「長期投資の’長期’とは何年?」
- 東海東京証券「Part1 長期投資の有効性を探ろう」
- 楽天証券「こどもNISAとは?」
※本記事は2026年4月時点の情報に基づいています。こどもNISAの詳細は今後変更される可能性があります。
※投資にはリスクが伴います。必ずご自身の判断と責任で行ってください。


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