奨学金の金利は借りた年じゃなく卒業時に決まる——中2息子を持つ母が今から知っておきたいこと

奨学金のイメージ画像 お金と暮らし

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息子は今、中学2年生。高校受験が先にあるし、大学進学が「近づいてきた」という実感はまだありません。

でも心配性なので、先々のことをぼんやりでいいから把握しておきたくて、大学生の息子さんが2人いる50代のお母さんのYouTubeを見て勉強しています。一人暮らしのリアルな生活費、学費、奨学金の仕組み、就職活動のこと——息子さんたちの話なのですが、わたしは自分の息子に置き換えながら聞いています。物価高がこれからさらに加速しそうな世の中に、戦々恐々としながら。

そのYouTubeで初めて知ったのです。

奨学金の金利は、借りた年の金利じゃないんだ、と。

実は夫も奨学金を借りていて、何年もかけて返し終えています。そのときはふたりともあまりよく理解していなかったので、今になって「もっと早く知っておけばよかった」と思いました。今日は、奨学金の金利の仕組みをまとめておこうと思います。

奨学金には2種類ある

まず基本から整理します。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、大きく2種類あります。

第一種奨学金第二種奨学金
利子無利子有利子
審査厳しめ(成績・家計基準あり)比較的通りやすい

第一種が無利子なので、借りられるなら第一種の方がよいのは当然です。ただし審査があるため、誰でも借りられるわけではありません。

第二種の方が利用している人が多く、この第二種の「金利の仕組み」が少し特殊なんです。

💡 第一種(無利子)を借りるには?

大きく「成績」と「家計」の2つの審査があります。

成績基準:高校の評定平均が3.5以上が目安(大学進学後の場合は大学の成績も対象)

家計基準:世帯年収が一定以下であること(家族構成により異なります)

「成績がよくて、かつ世帯収入が低め」という条件を満たさないと借りにくいのが現状です。

💡 驚いた!金利は「借りたとき」じゃなく「卒業時」に決まる

ここが今日いちばん伝えたいことです。

第二種奨学金の金利(利率)は、借りた年の金利ではなく、貸与が終わる月=卒業時の金利で確定します。(出典:日本学生支援機構 公式サイト)

つまり、大学1年生から4年間借り続けても「1年生のときの金利」「2年生のときの金利」と分かれるのではなく、卒業する月の金利が返済全体に適用されるということです。

すずらん
すずらん
えっ、じゃあ4年間借り続けても、最後まで金利がいくらになるかわからないってこと?

そうなんです。これが、「予測できなくて怖い」と感じる理由です。

POINT:在学中は利子なし・上限は年3%

在学中は利子がかかりません。金利が関係してくるのは卒業後、返還が始まってからです。利率の上限は年3%と定められています。

固定か、5年ごと見直しか——2つの返し方

卒業時に金利が確定した後、返済の方式として2種類から選べます。申込時に選択し、貸与が終わる前まで変更することもできます。

1

利率固定方式

卒業時に決まった金利が、返し終わるまでずっと変わらない方式です。毎月の返済額がはっきりわかるので、生活費の計画が立てやすいです。

2

利率見直し方式

おおむね5年ごとに金利が見直される方式です。金利が下がれば返済額も減りますが、上がれば負担が増えます。

どちらが得かは将来の金利次第なので一概には言えません。ただ最近は日本でも金利が上昇傾向にあるため、変動リスクを避けたいなら固定方式が安心という考え方もあります。(最新の金利動向はJASSOの公式サイトでご確認ください)

🏠 夫の奨学金、わたしが感じていたこと【体験談】

夫は約300万円を借りて、記憶では固定金利(おそらく第二種の利率固定方式)で返していました。毎月1万5千円ずつ返していたようですが、細かい記憶は曖昧で……借金が嫌いなわたしが一括返済したような気もします(笑)

わたしたちは共働きで、子どもが生まれる前に返済が終わったので、生活を圧迫するような負担感はありませんでした。夫本人もしんどそうにはしていなかったです。

ただ、家計を管理しているのがわたしなので、返済のたびに口座から引き落とされるのを見るたびに思っていました。

すずらん
すずらん
なんでわたしも一緒に返してるんだろう……

夫の借金なのに、結婚したら一緒に返すことになる。そういうものだとわかっていても、なんとなく腑に落ちない気持ちがずっとありました。

ちなみにわたし自身は、父が亡くなったにもかかわらず奨学金なしで卒業させてもらえました。両親に本当に感謝しています。

わたしが夫と同じ状況だったら、と考えると、田舎のスキルなし事務員だったわたしの給料では、正直きつかったと思います。一人暮らしまで重なっていたら、さらに厳しかったはずで……。

奨学金の金利の仕組みを最近知って、そういえばあのとき金利がどのくらいだったのかも、固定か見直し型かもよく知らなかったなと気づきました。返し終わったから結果オーライでしたが、子どもが借りるとなると他人事ではいられません。

奨学金の返済に悩む社会人の男の子イメージ画像

わが家の場合を考えてみた

息子は今、中学2年生。地方在住で一人暮らしはほぼ確定です。理系が好きな子なので、もし私立の理系大学に進むとなると学費も生活費もかなりの金額になります。

地方からの大学進学でかかるお金については、別の記事でもまとめています。
▶ 関連記事:地方から大学進学する場合の費用についてはこちら

さらに2歳下に妹もいます。息子が大学3〜4年生のころ、妹も大学に進学している可能性があります。2人同時に教育費がかかる時期が来るかもしれない。

「できれば子どもに借金はさせたくない」というのが正直な気持ちです。でも現実的に考えると、奨学金なしではきびしいかもしれない。

結婚前はふたりとも実家通勤、結婚後は共稼ぎだったので負担感は少なくなんとかなりましたが、社会人になってすぐ、収入も少ない中で返済がスタートする。そこから一人暮らしも始まるとなると、スタートラインからかなりの重荷になりえます。

だからこそ、まだ先の話だとわかっていても、仕組みだけは今から知っておきたいと思っています。

📝 まとめ

  • 奨学金は第一種(無利子)第二種(有利子)の2種類
  • 第二種の金利は借りた年ではなく卒業時(貸与終了月)に確定する
  • 在学中は利子なし。上限は年3%
  • 返済方式は「固定」か「5年ごと見直し」の2択で申込時に選べる
  • 返済の負担感は状況次第——社会人スタート直後に一人暮らしと返済が重なると特にきつい
  • 物価高・金利上昇の時代だからこそ、仕組みを早めに知っておくことが大切

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